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【特別対談】坂本冬美、幾田りらの曲でボイトレしていた!2人が明かした「デュエット・コラボの展望」と未来予想図

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記事投稿日:2025.05.31 06:00 最終更新日:2025.05.31 06:00
出典元: 週刊FLASH 2025年6月10日号
著者: 『FLASH』編集部
【特別対談】坂本冬美、幾田りらの曲でボイトレしていた!2人が明かした「デュエット・コラボの展望」と未来予想図

坂本冬美、幾田りら

 

 連載タイトルが「モゴモゴモゴ」から「モゴモゴ交友録」、そして「モゴモゴ紅白」へと変わっても、特別対談「モゴモゴSPECIAL」は普遍。目黒蓮からLiSA、高見沢俊彦、HYDE…と、毎回意外すぎる相手と繰り広げる爆裂トーク第8弾はーー。

 

 シンガー・ソングライターとして、多数のドラマや映画、CM楽曲などを手がける幾田りら(24)だ!

 

 

坂本 ライブが終わった後、自分へのご褒美的なことは何かしています?

 

幾田 打ち上げです!

 

坂本 お酒を飲むの?

 

幾田 公演の最終日だったり、ツアーファイナルのときは飲みますが、それよりも人としゃべったり、みんなと楽しい時間を過ごしたりするのが大好きなので、それがリフレッシュにもなっています。

 

坂本 その土地、その土地の美味しいものを食べながらかな?

 

幾田 はい。美味しい料理と美味しいお酒で、みんな和気あいあいと、 “よぉし、今日も終わったぞー。みんなで乾杯だー!” という感じです。

 

坂本 もともとそういう性格でした?

 

幾田 昔から人といたり、話をしたりというのは好きでしたけど、大人数で陽気にというのは経験がなかったので、それが心地よくて。 “わー、なんかすごく楽しいぞぉ” という感じで、一緒に盛り上がっています(笑)。

 

坂本 めっちゃ、楽しそうですね。ところで、ソロの幾田りらさんとYOASOBIのikuraさん、ご自身のなかで違いはあります?

 

幾田 スタートがソロで、それからYOASOBIが始まったので、自分のなかではソロの幾田りらと、YOASOBIで物語の主人公を歌うikuraは、いい意味で切り離されています。

 

坂本 上手にバランスを取っている感じ?

 

幾田 YOASOBIではボーカリストに徹していろいろなことに挑戦して、そこで得た経験や気づき、そこで増えた声の引き出しをソロに生かすことができているので、2つが支え合っているのが今のわたしなんだと思います。

 

坂本 これはわたし個人の思いなんだけど、次に続く世代の人たちが憧れるYOASOBIを大切にしていってほしい。でも、それと同じくらい、ソロを大切にしてほしいなって思っているんです。

 

幾田 本当ですか!? 大先輩の坂本さんにそう言っていただけるだけで、もう光栄です。

 

坂本 幾田さんのソロは、YOASOBIとはまた違った魅力があって。聴いていて切なくなるのよ。『Answer』とかね、聴いていると、胸がギューッとなっちゃう。

 

幾田 ありがとうございます。

 

坂本 ここだけの話ですよ(笑)。ちょっと前にボイトレの先生に、この歌で練習してくださいと言われたのが、幾田さんの『レンズ』だったの。

 

幾田 本当に!? え〜っ? 歌ってくださったんですか?

 

坂本 頑張ってはみたんですけど……音域は広いし、幾田さんのファルセット(裏声)は美しいし。しかも幅があって。ファルセットだから薄くなるとかじゃなくて、厚みがあってすごいんです。もう、声を自由自在に操っている感じで。

 

幾田 坂本さんにそう言っていただけるなんて、もう嬉しいです。夢のようです。

 

坂本 以前、SNSで『津軽海峡・冬景色』も聴かせていただいたんですけど、何がすごいって、ちゃんとこぶしがまわっているんですよね。ご自分の歌でもまわっていますよね?

 

幾田 意識はしていないんですけど、まわりから「こぶしがまわっているよね」と言っていただくことがあって、そうなのかなと思ったことはありますが、坂本さんに言っていただくと自信になります。

 

坂本 もうひとつ、ここだけの話なんですけど(笑)。今年デビュー60周年を迎えた五木ひろしさんが、昭和から令和までの60のヒット曲をステージで披露されたのですけど、そのラストがYOASOBIの『アイドル』なんです。

 

幾田 え〜〜〜〜〜~~〜〜っ!? 五木さんが『アイドル』を歌ってくださっているんですか? 聴いてみたいです。

 

ーーもしもです。お2人がデュエットするとしたら、どんな歌を歌ってみたいですか?

 

坂本 幾田さんと? 無理、無理(苦笑)。

 

幾田 そんなことないです。『夜桜お七』も素敵ですけど、個人的には、バラード『また君に恋してる』をデュエットさせていただけたら素敵だろうなと思います。ぜひ、ご一緒させてください。

 

ーー最後にもうひとつ、もしもですけど。幾田さんが作った楽曲で、お2人がコラボするとしたら?

 

幾田 バラードもいいなぁと思いますが、ふだん歌われていないジャンルの曲で、坂本さんのお声を聴いてみたい気もします。

 

坂本 ふだん歌っていないジャンルの曲? そういう歌をいただいたとしても、わたしの場合、メロディを覚えるのに1カ月半。歌詞を覚えるのに1カ月。最後にまとめるのに半月かかりますから、トータル3カ月かかります(笑)。

 

幾田 3カ月ですね、わかりました。ぜひ、よろしくお願いします(笑)。

 

坂本 わたしからも最後に、ひとつ。この先の未来予想図は描いていますか?

 

幾田 歌うことが大好きなので、きっとおばあちゃんになっても歌い続けていると思います。ただ、お仕事としてどこまでやっていけるのかは未知数で……求められる限り歌っていたいですし、できるだけ長く続けていけたら嬉しいし、幸せだろうなと思います。

 

坂本 今、24歳ですよね。これからさらにいろんな経験をするんだろうし、楽しみです。

 

幾田 ありがとうございます。たとえば、結婚して子供ができて……、といったことを経験して、それによって自分の歌がどう変化していくのか、そういうことも楽しみたいと思っています。

 


さかもとふゆみ
1967年3月30日生まれ 和歌山県出身 『祝い酒』『夜桜お七』『また君に恋してる』『ブッダのように私は死んだ』など幅広いジャンルの代表曲を持つ。最新シングル『浪花魂』が好評発売中

 

いくたりら
2000年9月25日生まれ 東京都出身 シンガー・ソングライター。幼少期から音楽活動をはじめ、2019年に音楽ユニットYOASOBIのボーカルikuraとしての活動もスタート。多数のドラマや映画、CM楽曲を手がけるなか、細田守監督の『竜とそばかすの姫』で声優を務めるなど、活動の幅を広げている

 

写真・福田ヨシツグ
スタイリスト・小泉美智子(坂本)
ヘアメイク・岡崎じゅん(坂本)
衣装協力・トップス&ジレ/ykF(エフ)(坂本)
スタイリスト・船橋翔大(DRAGON FRUIT・幾田)
ヘアメイク・YOUCA(VIXI・幾田)
取材&文・工藤 晋

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