
女性とのトラブルが報じられた中居正広
フジテレビなどが設置した、第三者委員会の調査報告書の内容に反論した中居正広。第三者委員会も譲らず、緊迫した状況が続く。中居が起こしたトラブルへの関与が取りざたされた、フジテレビ編成幹部の動向が注視されている。
2024年12月末、かつて元フジテレビの女性アナウンサーとの間に性的トラブルを起こしていたことが報じられ、中居は翌年の1月23日に芸能界を引退した。
3月31日に第三者委員会が発表した調査報告書で、中居のトラブルが性暴力と認定。この認定に対して、中居が動きを見せた。
「5月12日、中居さんの代理人弁護士は、強制的な性行為の実態は確認されなかったとして、第三者委員会が認定した『性暴力』について否定し、認定についての証拠の開示を求めました。中居さんが第三者委員会の調査に6時間応じたものの、報告書にその内容がほとんど反映されていないことを指摘したのです。
しかし、第三者委員会は22日に《ご請求をいただいた資料につきましては、開示を差し控えます》と拒否。この回答に対し、中居さん側の弁護士は23日にあらためてヒアリング時の音声データなどの開示を求めています」(スポーツ紙記者)
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双方、一歩も譲らず余談を許さない状況が続いている。中居の“反論”の行方が注視される一方で、Xでは
《フジテレビさんよ、色々やらかしたB氏の処分はまだですかー?》
《フジテレビの幹部の言ってる事やってる事全く信用出来ない》
など、フジテレビの対応に疑問を抱く声があがっている。3月末の調査報告書で、中居のトラブルへの関与が疑われた元編成幹部社員B氏(アルファベット表記は報告書の内容に基づく)の処分が発表されないことに疑問を持つ人が多いようだ。
「報告書によれば、B氏は、被害女性であるAさんを中居さんのいる食事会の席に複数回同席させていたそうです。また、2023年7月に中居さんから性暴力を受けたAさんが入院した際、中居さんとBさんのやりとりも明らかになっています。
Aさんの入院を知った中居さんが、今後の対応について相談した際、B氏が《なかなかですね、、私から無邪気なLINEしてみましょうか??》と、中居さんに“協力”するかのような生々しいメッセージが判明し、SNSで物議を醸しました。
3月31日の記者会見で、清水賢治社長は、B氏について『事実関係を確認し、厳正に処分するつもりです』と説明していましたが、2カ月近く経っても、B氏への処分は発表されていません」(芸能記者)
清水社長が“厳正処分”をほのめかしながらも、依然として、B氏の動向は不明のままだ。B氏の処遇をめぐって、フジテレビも混乱に見舞われているという。
「5月16日の『WEB女性自身』の記事によれば、同日におこなわれた局長人事の発表の前に、B氏の処分が発表される予定だったものの、中居さんの反論文書が公表されたことを受けて、発表がいったん見送りになったと伝えられています。
実際、清水社長は、16日の取締役会後に行われた囲み取材で、『当初の5月中旬にはと申しましたが、遅れております。今月中にはと思っております』と、処分が遅れていることを認めています。
中居さんの反論は予想外の出来事だったのかもしれませんが、さらに対応が遅れるようであれば、フジテレビに対する不信感がさらに強まりかねません」(前出・芸能記者)
年明けから世間を騒がせる“フジテレビ問題”の解決は遠くなりそうだ。