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【迷彩柄のヘリが編隊飛行】『こち亀』イラストを使った広報誌に“抗議”殺到で「区が釈明」報道…原作ファンからは呆れも

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記事投稿日:2025.05.29 20:32 最終更新日:2025.05.29 20:36
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
【迷彩柄のヘリが編隊飛行】『こち亀』イラストを使った広報誌に“抗議”殺到で「区が釈明」報道…原作ファンからは呆れも

『こち亀』原作者の秋本治(写真・時事通信)

 

 東京都・葛飾区のJR亀有駅近くにオープンした、「こち亀」こと漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の世界を堪能できる「こち亀記念館」。3月にオープンして2カ月が経ったが、こち亀ファンのみならず、国内外から観光客が訪れるなど、早くも大人気スポットとなっているようだ。

 

 しかし、そのオープンを知らせるため、葛飾区の広報誌「広報 かつしか」3月15日号の表紙に掲載された、原作者・秋本治氏の描き下ろしのイラストに対し、葛飾区に複数の抗議が寄せられ、区が釈明する事態となったのだ。

 

 

「問題となった表紙のイラストは、記念館をバックに主人公・両津勘吉が手を振っているイラストで、記念館の上空に、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム『ブルーインパルス』を思わせる6機の飛行機が飛んでいるほか、編隊飛行する迷彩柄のヘリコプターから『両さんおめでとう』と書かれた垂れ幕がおろされている様子がおさめられたもの。

 

 5月27日の「東京新聞」が報じたところによれば、広報紙発行後、“広報にふさわしくない”といった抗議がメールや封書などで区に複数届いたそうです」(社会部記者)

 

 同紙によると、区の担当者は、描き下ろしの絵についての解釈を述べたいっぽうで、不快な思いをした人に対しては「申し訳ない」と話しているという。

 

 しかし、X上には、

 

《漫画でしょ。抗議じゃなくてただの嫌がらせ》

 

《すみませんが、全て原作に登場しているんです」 って言えば問題無いですね。 どうせ読んだ事の無い人が文句を言っているんでしょうから》

 

《こち亀の人気キャラ爆竜大佐を見たら発狂では収まらなさそう》

 

 など、原作を知るファンからは呆れる声が殺到している。

 

「実際、こち亀原作者の秋元治氏は、大のミリタリーファンとして知られていますからね。秋元氏本人もインタビューで公言しています。実際、『こち亀』では戦車や戦闘ヘリなど軍事兵器が登場するシーンも多いのです。一方、軍事兵器が登場するからといって、それがすなわち“戦争賛美”につながるわけではありません。秋元氏自身は、『こち亀』の作中に反戦を訴えるセリフを入れるなど、基本的には反戦のスタンスだといいます。

 

 葛飾区も、区にイラストを依頼された秋元氏も、抗議を受けるとは想定していなかったのではないでしょうか」(同前)

 

 泣く子も黙る両津勘吉も、想定外の事態に戸惑っているに違いない。

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