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【朝ドラにオーディションが復権!】新ヒロインに上坂樹里が抜擢、関係者が明かす“選考の決め手”…「少しでも緊張見せたらNG」

新朝ドラヒロインに抜擢された上坂樹里
6月3日、NHKは2026年度前期連続テレビ小説『風、薫る』のヒロインを女優の上坂樹里(こうさかじゅり)が務めることを発表。同日、東京・渋谷にある同局で会見が行われた。
「2026年度前期連続テレビ小説『風、薫る』は、2人の女性看護師の半生をテーマにした作品で、朝ドラには珍しく“バディもの”となるようです。2025年1月には、ヒロインの一人を見上愛さんが演じることが発表されました。残るもう一人に、上坂さんが選ばれたわけです。
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2022年、地上波初出演で初主演となったドラマ『ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち』(NHK)に出演し注目を浴びました。その後も2023年、同局のドラマ『生理のおじさんとその娘』で原田泰造さん演じる主人公の娘役として出演。直近では、2025年1月期放送『御上先生』(TBS系)に出演し、心の動きを繊細に表現する演技力は視聴者からも好評でした。
3回目の挑戦でヒロインの座をつかんだ上坂さんは、会見で『今この場に立たせてもらっているのがすごく夢のようです』と喜びを語りました。発表後、上坂さんに対し、多くの祝福メッセージが寄せられています」(スポーツ紙記者)
朝ドラでは、2023年後期『ブギウギ』ヒロイン役の趣里、2025年前期『あんぱん』の今田美桜、同年後期『ばけばけ』の髙石あかりがオーディション。橋本環奈(2024年『おむすび』)、浜辺美波(2023年『らんまん』)など、オファーによる抜擢が増えていた朝ドラだが、直近ではオーディションが“復権”してきたのだ。では、NHKの看板ドラマのヒロインは、どのように決まるのか。
実際にオーディションに立ち会ったこともある関係者はこう話す。
「所属タレントをキャステイングしたことのある芸能事務所をはじめ、気になるタレントのいる芸能事務所など、事務所の大きさに関係なく、オーディションを行うことを告知。芸能事務所側がその内容を見て、役に見合うタレントをピックアップし、本人に声を掛け、応募するか否か確認。
これまでの作品や宣材写真などの履歴書をNHK側に送付、NHK側がその資料を基に書類審査を行い、通過したタレントが面接に臨みます。面接には監督、演出家、プロデューサーらが立ち合います。面接の場で演技も披露しますが、佇まい、雰囲気がポイントになってきます。大御所俳優も多数出演するのが朝ドラですから、オーディションで少しでも緊張が見えると、本番でも実力を発揮できないのでは……と思われてしまう。
プロットを渡し、台詞を話すときに緊張するようなタレントは即NG、肝が座っていない人は選考から漏れてしまいます。面接の場で対応力、コミュニケーション能力や適正を判断、最終的に合格者を決定する流れとなっています。
朝ドラオーディションでは、ヒロインに選ばれなくても脇役として出演することもあるので、演者さんも皆さん本気です」
今回のオーディションでは、2410人が応募したという。オーディションを勝ち抜いた彼女がどう活躍するか、今から楽しみだ。