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櫻井翔 「独立派」台湾総統との対談で思わぬ“外交摩擦”…嵐の“幻の中国ライブ”開催の道絶たれる

2026年にラストツアーをおこなう予定の「嵐」
国民的アイドルであることはもちろん、俳優そしてキャスターとして多方面で活躍する嵐の櫻井翔。ところが、櫻井があるVIPとおこなった対談が、グループの今後の活動を左右する思わぬ“火種”になっているという。
「6月12日配信の『文春オンライン』によると、問題の端緒は、5月19日放送の『news zero』(日本テレビ系)で、櫻井さんが台湾・頼清徳総統におこなったインタビューにあるというのです。頼総統が海外テレビメディアの単独インタビューに応じるのは初めてのことのようですが、それに加えて一国の指導者への取材を、いちタレントである櫻井さんが試みるというのも極めて異例のケースです」(芸能ジャーナリスト)
そんな大役を担うことになった理由は何より、台湾での“嵐人気”にあるようだ。
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「台湾では、旧ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題がほとんど報じられていないこともあり、旧ジャニーズタレントの人気が保たれています。その中でとりわけ嵐は日台双方の世論の支持が得られるグループ。そこで櫻井さんに白羽の矢が立ったというのです」(前出・芸能ジャーナリスト)
オンエアでは、頼総統が櫻井からの質問に答える形で「台湾有事は日本有事」「(中国との)戦争を避けるためにも日本との協力が必要」と踏み込んだ発言をしたことも話題に。しかも櫻井は、この放送翌日の20日におこなわれた総統就任一周年会見にも、記者として参加している。
だがこれが、日中関係に予期せぬ“外交摩擦”を生んでいるという。X上を見ると、
《中国政府から確実に目をつけられた》
《台湾総統の言葉を伝えた事で、もう中国には入れなくなるだろう》
《半永久的に中国出禁になると思う》
など絶望的な言葉が並ぶ。一体どういうことなのか?
「中国では政府主導の言論統制に加え、企業や人々も“政治的”な行動を避ける傾向が強いんです。中国当局が“台湾独立派の象徴”とみなしている頼総統に櫻井さんが単独インタビューをしたことで、台湾寄りの“リスクの高い人物”と見なされる可能性があります。『文春オンライン』でもそのリスクについて指摘しています。
今後、嵐としての中国公演はおろか、櫻井さん個人が中国映画に出演したり、中国の俳優と共演する可能性も極めて低くなったと言えるでしょうね」(芸能プロ関係者)
嵐と中国といえば悲しい“因縁”がある。先の芸能プロ関係者が続ける。
「そもそも2008年に、嵐は旧ジャニーズ事務所のアイドルとして、初めて中国本土の上海で単独公演をおこないました。その時の現地の熱狂ぶりはすさまじく、全土から嵐のファンが上海を訪れました。さらに2020年には、北京公演を予定していたのですが、新型コロナが猛威を振るう中、残念ながら中止となってしまいました。
嵐は来春で活動を終了します。来春には解散コンサートを予定していますが、今回の櫻井さんと頼総統の対談によって、中国のファンは嵐との再会の望みが完全に絶たれた形になってしまいました。中国のファンは最後に一目でも現地で彼らを見たかったことでしょう」
思わぬ形で政治的なリスクに巻き込まれた櫻井。キャスター業のつらいところだ。