国分太一の降板で注目集まる『鉄腕DASH』の今後…終了できない日本テレビ側の “裏事情” とは

 

　コンプライアンス違反により、無期限の活動休止となったTOKIO・国分太一。レギュラー出演していた番組は軒並み放送休止となったが、大きな注目を集めているのが、『ザ!鉄腕!DASH!!』（日本テレビ系、以下『鉄腕DASH』）だ。

 

　同番組は1995年11月に放送開始。TOKIOのメンバーが体を張ったさまざまなチャレンジ企画で人気を博し、グループの知名度も上昇。2000年代以降は、「DASH村」「DASH海岸」などの長期企画が好評となり、高視聴率を獲得した。2014年のバラエティ年間平均視聴率ランキングでは首位となった人気番組だ。

 

　2025年11月に放送開始から30年の節目を迎える長寿番組は、この先どうなってしまうのかーー。Xには、

 

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《国分太一が何したのか知らんけど鉄腕DASHだけは続いてほしい…》

 

《鉄腕DASHは続けてほしい。太一くんのことは残念だけど、鉄腕DASH観て、農業や外来種の問題に気づいた人も多いと思う。それくらい、いい番組》

 

《TOKIOが2人になっちゃうけど、鉄腕DASHは続けて欲しい！あんないい番組が終わるのはもったいない》

 

　と、番組の休止を心配する声があふれている。

 

　日本テレビの福田博之社長は6月20日に会見をおこない、そのなかで『鉄腕DASH』の番組継続を明言。継続の理由については「出演者自体に問題があったのであって、番組に問題があったわけではないため」としている。

 

　国分の降板で、『鉄腕DASH』のTOKIOメンバーは城島茂と松岡昌宏の2人だけになってしまったが、それでも日本テレビには番組をやめられない事情があるという。

 

「まずは、高視聴率番組であること。日曜の夜7時放送で有力スポンサーが多くついている番組ですから、失うことは大きな痛手となります。

 

　また、『DASH村』や『DASH島』など、大規模な長期企画を複数展開していること。かなりの制作費を投じていますから、これを止めてしまうと、これまでの投資も無駄になります」（芸能記者）

 

　加えて、TOKIOが “復興の顔” となってきたことも大きいという。

 

「人気企画の『DASH村』は、震災前から福島県浪江町でロケをしており、現在も浪江町の隣村でコメづくりをしています。TOKIOは震災後、風評被害を受けた福島の農産物を応援する活動をおこなっており、『DASH村』もその活動の一環といえます。日本テレビとしては、番組の打ち切りによって、その活動への影響が出ることは避けたいはずです。

 

　近年はSixTONESの森本慎太郎さんや、Aぇ! Groupの草間リチャード敬太さんが、準レギュラーとして出演していますが、今後はSTARTO ENTERTAINMENT所属タレントたちの出演を増やして、少なくとも11月の30周年までは番組を続けるのではないでしょうか。

 

　スポンサーとの契約次第では、いま番組を終了してしまうと、高額な違約金を支払わなければならないかもしれませんから」（同）

 

　6月1日の放送からすでに、3回が “国分抜き” で放送されている『鉄腕DASH』。しばらく延命措置が続きそうだ。