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100万部突破・映画化の漫画『私が見た未来』で“予言”された「7月5日大災害」当日近づくなか気象庁長官が“異例の言及”

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記事投稿日:2025.06.25 19:45 最終更新日:2025.06.25 21:17
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
100万部突破・映画化の漫画『私が見た未来』で“予言”された「7月5日大災害」当日近づくなか気象庁長官が“異例の言及”

気象庁の野村竜一長官(写真・時事通信)

 

 2011年の東日本大震災を予言したとして、知る人には知られる存在だった漫画家・たつき諒氏。漫画家時代に「夢日記」をつけ出したという、たつき氏は、2021年に出版された『私が見た未来 完全版』(飛鳥新社)のなかで、自身が見た「2025年の7月に日本を襲う大津波」の夢について記しており、この数日、話題となっていた。

 

「たつき氏は、1999年に漫画単行本『私が見た未来』を発売。表紙に《大災害は2011年3月》との文言があったことで、2020年ごろから『東日本大震災を的中させた』として、一部から熱烈な支持を得ました。たつきさんは、この作品を発売後に漫画家を引退したのですが、本の反響は大きく、さまざまな憶測や噂が広まったため、2021年10月に新たに自らの解説を加えた『完全版』を出版。

 

 作中で、同年7月5日に見た噴火や巨大津波といった災害の“予知夢”の内容を紹介し、一方で、《事前に準備していたことで多くの命が助かり、速やかに復興に向かって人々が活き活きと暮らしている、明るい未来像》についても記述していました。

 

 あとがきによれば、これらが起こる日は2025年7月5日。そのため、“当日”が刻一刻と近づくにつれ、話題を呼んでいたのです」(スポーツ紙記者)

 

 

 発行元の飛鳥新社によれば『私が見た未来 完全版』は、電子版を含めると106万部もの売り上げを達成。中国語版も発行されていたため、香港の航空会社が日本路線の一部で夏季の欠航や減便を決めるなど、観光業界にまで影響を与えるほど、大きな波紋を呼ぶことに。

 

 本のなかでの予言・噂をモチーフにした映画『2025年7月5日午前4時18分』の、6月27日からの公開も予定されている。

 

 たつき氏の予言が話題を呼ぶなか、6月13日、気象庁の野村竜一長官までもが、この件について言及。「現在の科学的知見では、日時と場所、大きさを特定した地震予知は不可能。そのような予知の情報はデマと考えられる」と、予言をバッサリ切り捨てた。

 

 また、高須クリニックの高須幹弥氏がYouTubeで「僕は信じてないですが、僕のまわりに信じてる人は意外といる」と語るなど、著名人の間でも、この話題を取り上げる人が増えていた。

 

「そんななか、当のたつき氏は6月15日、『天使の遺言』(文芸社)という自伝を発売。7月に起こる災難は否定していませんが、具体的な日付としていた『7月5日』について『何かが起きる日というわけではない』と、幅を持たせる形で軌道修正しています」(前出・スポーツ紙記者)

 

 予言だけがひとり歩きしたことで、6月25日には、Xで「予言の作者」というワードがトレンド入り。X上では、

 

《うちの親がこれ信じて非常食とか非常用バッテリーとか用意し始めてる》

 

《これで作者に責任を問うてる人ってどんだけピュアなんだよ。 たかが漫画だよ? オカルト雑誌とか占い師と何が違うんだ笑 鵜呑みにして大騒ぎした人たちの方がおかしいでしょどう考えても》

 

《そもそも作者は7月5日4時18分はあくまで夢を見た時間であってその日に大災難が起きるとは一言も言ってない それに本に書いてる大災難は2025年7月としか記載されてないんじゃなかったっけ?》

 

 など、賛否入り乱れたさまざまな反響が寄せられている。

 

「たつき氏は『天使の遺言』のなかで《夢を見た日=何かが起きる日というわけではないのです》と説明しています。さらに、このたび自らの予言が話題となっていたことで、産経新聞の取材に対して《高い関心は防災意識が高まっている証拠》《災害時には少しでもお役に立てることがあればと考えておりますので、この関心が安全対策や備えにつながることを願っております》などとコメントしています。

 

 いつ起こるかわからない災害への備えについて、予言という形で警鐘を鳴らすことの是非が、議論されています」(同前)

 

「デマ」といわれても、ドキドキしてしまうのが人間の性というものだ。

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