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【元阪神・久慈照嘉の娘】久慈愛「子どものころは父親を有名サッカー選手だと思ってました!」

「父の得意料理はチャーハンとおでんです」と笑う久慈愛(写真・金谷千治)
ドラフト2位で1992年に阪神に入団した久慈照嘉(56)。新人王を獲得したときに競ったのは、同僚で現日本ハム監督の新庄剛志だった。1998年に中日へ移籍するが、2003年に阪神に復帰。2005年の引退の年、第二子の愛が生まれた。
「父のことはサッカー選手だと思っていました(笑)。父と出かけると、握手や写真撮影を求めてくる人が多かったので、有名人なんだと思ってはいたのですが……。サッカーをやっている兄を家族全員で応援していたので、父もサッカー選手で有名な人なんだって勝手に思っていました」
父は引退後、指導者として活躍。家にいることは少なかったが、休みの日には料理を作ってくれたという。
「父は優しいです。あまり叱られたことはないですね。たまの休みに料理を作ってくれて、チャーハンやおでんが美味しかったです。毎年、シーズンが終わった12月のハワイ旅行だけが、家族全員でゆっくりできる時間でした」
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愛も、兄と同じくクラブチームに入ってサッカーをやっていたが、小学1年生からは子役として芸能活動を開始。大きな舞台にも出演した。
「私がダンスを習いたいって母にお願いして、ダンス教室だと思って行ったところがミュージカルスクールだったんです。そこでオーディションを受けるように言われて、合格したのが『ズボン船長』のミュージカルで、その後『赤毛のアン』にも出演しました」
2017年上演の人気ミュージカル『アニー』の主要キャストであるテシー役に選ばれるなど、有名子役となった。
「ミュージカルの出演は父も喜んでくれて、『次のミュージカルはいつなの?』ってよく聞かれます。私は世話好きな性格もあって、芸能界でなければ将来は幼稚園の先生になりたかったですね」
2023年「第95回記念選抜高校野球大会」センバツ応援イメージキャラクターに選出されたときは、父から指導を受けたという。
「記者会見でキャッチボールを披露するということで、父に投球フォームを厳しくチェックしてもらいました。最近は女子高の野球部でコーチをしていて、さすが指導者だけあって教え方が上手だなって少しだけ感心しました(笑)」
高校卒業後は、芸能活動しながら大学進学も考えたが……。
「大学で何を勉強したいのか、同時に芸能活動をして勉強が中途半端にならないかなど自分で考えた末に、進学はあきらめて芸能活動を優先しました。私はやっぱり歌って踊ることが好きなので、早く新しい舞台やミュージカルで皆さんとお会いしたいです!」
くじあい
2005年10月9日生まれ 兵庫県出身 日本リズムダンス連盟イメージパフォーマー。2017年、ミュージカル『アニー』にテシー役で出演。東京ドーム、京セラドーム、横浜スタジアム、神宮球場にて国歌独唱を経験。2023年、「第95回記念選抜高校野球大会」センバツ応援イメージキャラクター選出。「エディオン」CM4本出演
取材&文・石内雅也