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【ホスト業界に激震】バラエティでも活躍した“軍神”もYouTube動画を全削除、「風営法改正」への対応に追われる“夜のカリスマ”たち

“軍神”こと心湊一希氏(写真・本人のXより)
恋愛感情につけこんで高額な料金を請求する悪質なホストクラブ問題をめぐって、営業行為への規制を強化した「改正風俗営業法」が6月28日から施行された。
「改正法では、威迫や誘惑による料金の支払いのための売春やAV出演の要求が禁止されます。また、性風俗店が女性を紹介したスカウトに見返りとして支払う『スカウトバック』(紹介料)も禁止されました。
とりわけネットでも話題になったのは、ホストの広告や宣伝も規制されることです。具体的には、ホスト間の競争や、客の応援をあおるような広告もアウト。その内容は非常に細かく定められており、6月4日づけの警察庁の通達によれば、規制違反にあたる言葉としては、『年間売上〇億円突破』『〇億円プレイヤー』『指名数No.1』『億超え』『億男』といった言葉や、『頂点』『winner』『覇者』『神』『レジェンド』『総支配人』、さらには『SNS総フォロワー数〇万人』『〇〇を推せ』などの言葉があげられており、規制違反が認められた場合、違反状態の是正を求めて行政指導がおこなわれるといいます。
これらの禁止行為に違反した場合、6月以下の拘禁刑か100万円以下の罰金が科されます。早くも歌舞伎町のなかでは、上記の文言をふんだんに盛り込んでいた看板が撤去されるなどしており、今回の法改正がホスト業界に激震をもたらしたことは間違いなさそうです」(社会部記者)
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近年のホストは注目を引くため、“メディア戦略”をとってきた。ABEMA『愛のハイエナ』の人気企画「山本裕典、ホストになる。」では、俳優の山本裕典を指導する役として人気を博した「L’s collection(エルコレ)」プロデューサーを務める“軍神”こと心湊一希(みなと・いつき)や、ホストYouTuberの“急先鋒”とされる「ユグドラシル」グループ会長・社美緒(やしろ・みお)などは、その筆頭だ。だが彼らも対応に追われる事態となっている。
「軍神は、『エルコレ〜歌舞伎超TV〜』、『エルコレ〜裏・歌舞伎超TVサブチャンネル〜』と2つのYouTubeチャンネルから動画を全削除。社美緒氏も自身のYouTubeチャンネル『Mio Yashiro TV』において、最新の動画を除くすべての過去動画を削除しています。
YouTubeを筆頭に、SNSを積極的に駆使してセルフプロデュースに成功してきた彼らにしてみれば、今回の改正法は、根本的に活動内容を見直さざるを得ないものになってくると思われます」(同前)
夜の世界のカリスマたちにとって、大きな転換期が訪れているーー。