
『Can do! Can go!』をリリースしたV6
7月5日、音楽特番『THE MUSIC DAY 2025』(日本テレビ系)が放送された。8時間にも及ぶ長時間の生放送だったが、今年、ひときわ注目を集めたのが、STARTO ENTERTAINMENT所属のアーティストがグループの垣根を超えて歌うシャッフルメドレーだ。
「同番組は2013年から放送されている長寿番組です。番組の恒例企画として、旧ジャニーズ事務所グループのメンバーがシャッフルされて先輩グループのヒット曲を披露するというというものがありました。
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しかし、2023年に明らかになった性加害問題の影響から、2024年の放送では『日テレ開局70年名曲シャッフルメドレー』に変更され、ジャニーズのみのシャッフルメドレーが消滅。今年は2年ぶりの復活となりました」(芸能ジャーナリスト)
同企画には、WEST.、King & Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、Travis Japan、Aぇ!groupの7組が参加し、「Part1」と「Part2」に分けて放送された。さらにそのなかでもファンが歓喜したのは、「Part1」の最後に歌われたV6の名曲『Can do! Can go!』だった。
メインステージでは、濵田崇裕(WEST.)、ラウール(Snow Man)、大橋和也(なにわ男子)、吉澤閑也(Travis Japan)の4人が歌唱。さらにサブステージでも、「Part1」に出演したタレント全員が同時に歌唱し、大いに盛り上がる形で締めくくった。
このパフォーマンスに、Xでは、ファンからの感動の声が集まった。
《あんな状況下の中、事務所と契約続けてくれてた子達が歌うCan do!Can go!だから心に響くのよ...》
《Cando! Cango!は盛り上がるよね、ずっと歌ってくれてありがとう》
《社歌を踊るJohnny’sからしか得られない物がある》
この曲は、事務所を代表する “社歌” と言っても過言ではないほど代々受け継がれている名曲だ。
「同曲は2001年にV6がリリースした曲ではあるものの、彼らだけではなく、STATRO社に所属するほぼすべてのタレントが踊ったことがある名曲です。Netflixで配信された『timelesz project』のオーディションで使われたことも記憶に新しい。それくらいファンにとっても思い入れの強い曲なんです」(前出・芸能ジャーナリスト)
苦難を乗り越えてシャッフルメドレーが復活し、この曲でのパフォーマンスを見られたことはファンにとっては格別だろう。さらに前出・芸能ジャーナリストは、ここ数年の事務所の変化もファンの心境に影響していると指摘する。
「この名曲をリリースしたV6は、2021年に解散。さらに2025年3月にはKAT-TUNが解散し、2026年春には嵐の活動終了が待っています。
そして、6月25日には、国分太一さんの不祥事からTOKIOが電撃解散に追い込まれるなど、ここ数年、先輩グループの変化が目まぐるしいのです。
後輩たちも複雑な心境のなか、この曲だけは大切に受け継がれている情景に、視聴者は、より心を打たれたのかもしれませんね」
形が変化するなかでも、不動の社歌はこれからも支持されていくことだろう。