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フジテレビ“ホストの純愛ドラマ”番宣繰り返すも批判殺到「反省してないよね」風営法改正で世論逆撫で

中居正広のトラブルに揺れるフジテレビ
7月10日に初回放送が予定されているフジテレビの木曜劇場『愛の、がっこう。』。主演はSnow Manのラウール、ヒロインに木村文乃をキャスティングした勝負作だが、肝心のドラマの内容は「まじめすぎる高校教師と孤独なホスト、出会わないはずの2人の愛の物語」というものだ。これに対し、ネット上では物議が広がっている。
「今まさに、社会全体でホストへの締め付けが強まっていますからね。6月28日に、悪質なホストクラブへの規制や罰則を強化した改正風俗営業法が施行されたばかりです。これにより、ホストクラブの看板に規制が入りました。たとえば、『ランキング表記』や『神』『推せ』といった文言は禁止されています。また、客に恋愛感情を抱かせる“色恋営業”や、未払でも飲食させる“売掛金”、女性を風俗店などに斡旋して紹介料を受け取る“スカウトバック”なども軒並み禁止されています。
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こういうご時世に、ホストと高校教師の恋愛とは、さすがにズレすぎていると話題になっているというわけです」(芸能担当記者)
そもそも、現在フジテレビには逆風が吹いている。
「7月6日に中居正広さんと女性アナウンサーの検証番組『検証 フジテレビ問題 〜反省と再生・改革〜』が放送されたばかりですが、同番組内容で明らかになった“社風”に改めて厳しい目が注がれています。
たとえば、港浩一前社長は入社直後の女性社員を集めて『性別・年齢・容姿などに着目した会合』を定期的に開いたり、大多亮前関西テレビ社長は『女性アナウンサーは上質なキャバ嬢だ。ホステスで売れるアナウンサーが良いアナウンサー』と放言していたことが発覚するなど、旧経営陣のあまりに時代錯誤な感性が明らかになりました」(同)
CMの少なさを逆手に取ってか、フジテレビでは同ドラマの番宣が大量に放送されているが、内容が明らかになるにつれて批判の声がどんどん大きくなっている。
《風営法改正されて、ホストは色営も出来ないし今や1億円prayerとか◯ヶ月連続月間1000万overとか売上も宣伝に使えないし代表とか総支配人とか役職も名乗れない。でもTVでは女性がホストとの恋愛に嵌まる内容のドラマをやってる。TVは何したっていいのか???》
《愛のがっこうてやつ真面目な教師がホストにハマるドラマのどこが純粋な愛だよ》
《風俗業界や水商売を地上波で盛り上げてどーすんの?どれだけ被害者がいるとおもってんの》
「もちろん、フィクションである以上、ドラマがどんなテーマを取り上げようと問題はないはずですが、やはりかなりタイミングが悪いのは間違いないでしょう。ホスト役を務めるラウールさんがどこまでリアルなホストを演じるのかどうかという点も、気になるところです。いずれにせよホストという仕事をあまりに美化した描き方をすると批判が強まるのは間違いないでしょうね」(芸能ジャーナリスト)
中身が面白ければ納得されそうなものだが……。