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ナイナイ・岡村隆史 フジ検証番組を受けて「バラエティなくなる」懸念表明も「人権侵害しないバラエティ作れば」ネット議論紛糾

フジテレビの検証番組に厳しい感想を語った岡村隆史
7月10日深夜放送の『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)内で岡村隆史がバラエティ番組の将来を憂慮した。
岡村の発言は6日にフジテレビが放送した、中居正広の女性トラブルに端を発する一連の問題を取り上げた検証番組『フジテレビ問題〜反省と再生・改革〜』を受けてのものだと語るのは放送作家だ。
「岡村さんは番組を見た感想として『知ってる人もチラホラ出てくるし』と話し、顔見知りのスタッフが多く出演していたと語っていました。さらに岡村さんは、今後は『バラエティ番組なくなるちゃうんか』と懸念も抱いたようです。さらに、この検証番組で『これからも厳しい目で見続けて』とメッセージが発せられたことにも『バラエティーを厳しい目で見られたら笑われへんやん』と、終始不満げな様子でした。もちろん、岡村さんは中居さんのことを擁護したりするようなことは一切ありませんでした。テレビ局に対してあまりにも厳しい目が注がれることで、挑戦的なバラエティ番組が作れなくなるのではないかという危惧でしょう」
岡村は現役でバラエティ番組に出演するタレントとして、フジテレビの検証番組に違和感を表明した形だが、X上では岡村の見解に異議が出ている。
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《岡村は間違っている。人権侵害しないバラエティを作れば良い。人を陥れて、笑いを取るのは苛めに等しい》
《岡村さんの言いそうなことだけど例の元編成部長と中居氏を繋げた番組に関わったからこそ次世代のお笑いを見守る責任があるのでは》
《嫌なら見るなって言えば良いんじゃね?》
岡村にこうした声が寄せられるのは、1996年10月から2018年3月まで放送されたフジテレビのバラエティ番組、“めちゃイケ”こと『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)に中心人物として出演していたためだと前出の放送作家が指摘する。
「『めちゃイケ』は人気番組でしたが、その分批判も多く集めました。よく知られているのは、2001年にコーナーが打ち切りとなった『7人のしりとり侍』ですね。3文字、もしくは3音節の言葉をしりとりで繋げるのですが、失敗した場合、野武士たちから棒で滅多打ちにされる罰ゲームを受けます。これを子どもたちが真似したため『いじめを肯定している』と批判が生じ、BPO審議入りとなり、打ち切りに至りました」
「しりとり侍」の打ち切りは、出演者である岡村からすれば、簡単に納得できるものではないだろう。とはいえ『めちゃイケ』では、その後も物議を醸す企画が続いた。
「2011年に『めちゃイケ』メインで放送された『FNS27時間テレビ』で、スリー・オン・スリーのバスケットを行う企画内で、ジャルジャルの福徳秀介さんが岡村さんにボールを思い切りぶつけるシーンが『いじめを彷彿とさせる』と問題に。実際は岡村さんがないがしろにされる設定の“コント”だったのですが、視聴者には伝わりませんでした。
『めちゃイケ』には出演者たちの人間模様をドキュメントタッチで見せる企画が多く存在しました。リアリティがある分、タレントが番組で見せるキャラクターや暴言を鵜呑みにしてしまう視聴者が少なくなかったということですね。
中居さんの問題のような深刻なレベルは言語道断としても、バラエティでのイジりや暴言などがどこまで許されるのか、岡村さんの懸念通り、関係者は今後も頭を悩ませていくことになりますね」
人を傷つけない“イケてる”番組をつくるにはどうすればいいのか……。