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遠野なぎこ 女性遺体発見の自宅に“特殊清掃”報道、DNA鑑定結果も未発表「とっくに終わっているはず」と識者

遠野なぎこ(写真・本人Instagramより)
芸能界で独特の存在感を放っていた女優・遠野なぎこ。近年はメディアでの露出も控えめになっていたが、自身のSNSには愛猫や料理写真を1日に何度も投稿していた。その彼女が今、思わぬ形で世間を騒がせている。
7月4日、東京・豊島区にある遠野の自宅マンションから身元不明の遺体が発見されたことが判明した。
「3日の夕方に、救急車や警察がやってきました。遠野さんは5、6年ぐらい前から住んでいたはずです。最初はペットが脱走したとか、ガス漏れじゃないかと噂していたんですが、出入りする人たちの人数や表情を見るに、そんな “簡単なトラブル” ではなさそうだと感じました」(近隣住民)
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発見された遺体は腐乱していたという。
「死後数日経っており、暑さのためか遺体が腐乱しており、身元の判別が難しいようです。警察はDNA鑑定で身元の特定を進めており、鑑定結果は数日かかると言われていました。遠野さん本人と連絡がつかないので、関係者は不安を抱えています」(社会部記者)
『NEWSポストセブン』は、連絡がつかなくなった遠野のことを心配した訪問介護のヘルパーが管理会社に連絡したことで、遺体発見につながったと報じている。また、同誌によると遺体が発見された部屋に特殊清掃が入るようだ。
特殊清掃とは、通常の清掃では対応しきれない状況を扱う専門的な作業のこと。事件や事故、自殺や孤独死により遺体の発見が遅れ、腐敗によるダメージを受けた室内の原状回復や原状復旧業務を行う。
「遺体発見から10日経過してもDNA鑑定の結果は公表されず、遠野さんの安否は宙に浮いたままです。彼女は2024年9月に5年間所属した事務所を去り、その後に業務提携したマネジメント会社は2025年1月に提携解消しています。まさに完全に孤立状態でした」
孤立状態ゆえに、DNA鑑定の結果も公表されていない。犯罪ジャーナリストの小川泰平氏はこう語る。
「捜査当局によるDNA鑑定はとっくに終わっているはずです。通常は遺体が発見されてから、親族の方のご協力を得て、次の日には鑑定結果がわかります。親族に遺体を見せて、身体特徴で判断する場合もありますが、暑い時期は腐敗が早く、判別できないこともありますね。
いずれにせよ、自宅で発見された遺体の身元を特定するのに、これほど時間がかかることはありません。今回は事件性がないと判断されているので、捜査当局は積極的に身元不明の遺体が誰であったのか公表するつもりがないということではないでしょうか」(小川氏)
芸能ジャーナリストは、事件性がない場合でも、社会的影響力のある芸能人の安否は本来公表されるはずだと語る。
「事務所の人間が直接おこなうか、親族を通じて警察に問い合わせをしたうえで、その結果を公表するのが通常の手順です。ファンはもちろん、取引先にも説明する必要がありますからね。ただ、遠野さんの場合、あまりにも孤立していたため、主導権を取って鑑定結果を発表するような人が誰もいないということではないでしょうか。
このままでは遠野さんは“消息不明”として真相が報じられないまま結末を迎えるかもしれません。ファンとしてはあまりにも悲しい心境でしょうね。発見された遺体も“無縁仏”として東京都が納骨することになってしまいます」
誰もが知る国民的女優が“消息不明”のままでいいのだろうかーー。