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「僕以上のリーダーってなかなかいない」ヒカル、政界進出アピールも…失言が命取りになる時代に致命的なリスク

YouTuberのヒカル
YouTuberのヒカルが、7月11日、自身のYouTubeチャンネルを更新。7月20日投開票の参院選を前に、政界進出の可能性に言及したことが話題となっている。
ヒカルは動画内で、「僕が本気でこっち(政治)に振ったら、僕の演説とかめちゃくちゃ強いと思う。誰も勝てないと思いますよ、僕に」と発言。さらに「僕は圧倒的な人になる器があると思ってる。僕以上のリーダーってなかなかいないんじゃないかな」と続け、将来の政界進出について「ゼロじゃない」と明言していた。
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この発言に対しX上では、
《なってほしいかも。 彼が政界にいる姿を見てみたい》
《ヒカルは政界に打って出てほしい。 世の中がガラリと変わるよ!若者達に希望を持ってもらいたい!》
《当選直後に失言して、失職しそう》
《自らこういうことを発言する人間は信用ならない》
など賛否が渦巻いている。
ユーザーの一部がヒカルの政界進出を警戒する背景には、彼の過去の失言歴があると指摘するのは、制作会社ディレクターだ。
「2024年9月、関西コレクションを『枕コレクション』と揶揄し、『ランウェイを歩いてる人の半分ぐらい関係持ってる』と、根拠不明の情報を事実かのように断言し、批判が殺到。
さらにさかのぼれば、2022年には知人に誘われた会食の席で、同席した中堅芸人からYouTuberを小馬鹿にされたことを振り返り、『お前が30年かけて稼ぐ金額、2~3年で稼ぐねんこっちは』『ゴミみたいなやつ』と人格攻撃で応戦。
2021年には自身が手掛けるアパレルブランド『ReZARD』のCM制作について語る際、有名俳優の起用を検討する例として菅田将暉さんの名前をあげ、『結局、金で動きますよね』『お金積まれりゃReZARDの靴でも履くでしょ?』と発言し、これまた物議を醸しました」
今や政界は、些細な失言も一発退場の命取りになる時代。ワイドショースタッフも厳しい見方を示す。
「最近も、鶴保庸介参院予算委員長が『運のいいことに能登で地震があった』と発言し、委員長辞任の意向を固めたと報じられています。また、5月には江藤拓農水大臣(当時)が『米は買ったことがない』と発言し、“クビ” となりました。
2022年11月には、葉梨康弘法務大臣(当時)が『死刑のはんこを押すだけという地味な役職』で辞任しています。過去にも、今村雅弘復興大臣(当時)が東日本大震災について『まだ東北で、あっちのほうだったからよかった』と述べて辞任に追い込まれるなど、枚挙にいとまがありません。
ヒカルさんの過去の発言は、政治家としては致命的なリスクとなりかねません」
また、ガーシーこと東谷義和氏のように、ネット上での話題性や影響力で政界入りしても、実際の政治運営にはまったく別のスキルが必要だという。
「ヒカルさんは、11日に更新した自身のXで《僕は選挙に行ったことがありません》と告白。そのうえで《選挙に行きませんか? 日本の未来に少しでも関わりを持ちませんか?》と呼びかけていました。これ自体は若者層への投票喚起として意義がありますが、自分が政治家になるのはまったく別の話でしょうね」
ヒカルの政界進出は、はたして実現するのだろうか?