
活動を増やしている中森明菜
7月13日、歌手の中森明菜は還暦を迎えた。当日は都内でファンクラブ向けのイベントを開催。『飾りじゃないのよ涙は』や『I MISSED “THE SHOCK”』のJAZZバージョンなど、メドレーも含めて11曲を披露したという。
「2024年の7月、今回と同じように誕生日に行われたファンクラブイベントで6年半ぶりに生歌唱して以来、中森さんの活動は広がっています。4月には大分市で行われた野外音楽フェス『ジゴロック2025 大分“地獄極楽”ROCK FESTIVAL』に出演。5月には複数のアーティストが中森さんの曲をカバーする『中森明菜 Tribute Concert “明響”』のアンコールにも登場しました。また、アニメ『あらいぐま カルカル団』(日本テレビ系)では33年ぶりの声優を務めるなど、本格復帰の気配も漂っています」(芸能記者)
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今回の誕生日イベントは7月12日から16日まで、昼夜計9公演開催。1公演につき入場できるのは156人限定で、最前列のファンは目と鼻の先で中森が歌ってくれるという“超プレミア”のチケットだった。
「今年のイベントのチケット価格は公表されていないんですが、2024年のファンクラブ限定ライブは1公演で7万1300円。消費税を加えて8万円弱と高額なのが話題になりました。今回も最低でも同価格帯か、還暦祝いということでもう少し高額かもしれません。そもそも年間7700円のファンクラブに加入していないと購入できないプレミアチケットですから、ファンとしてはどうしても欲しいものでしょうね」(前出・記者)
中森は6月7日に「(東京ドーム主催で)2025年冬に東京都内でディナーショーを開催する」と発表している。本ディナーショーの日時・会場などの詳細は明らかになっておらず、2025年8月以降をめどに発表される予定だが、こちらはさらなるプレミアチケットになるのでは、と報道されている。
「年末のディナーショーは1996年から活動休止まで毎年おこなわれてきた定番イベントでした。2016年に中森さんは活動を再開し、翌2017年にも35周年を祝って開催されましたが、再び活動休止となりました。2016年のディナーショーのときの価格は4万5000円ほどでしたが、今年はさらなる高騰が予測されています」(前出・記者)
「AERA dot.」は“還暦記念で60万”という超高額予想を報道しているが、「的外れではない」と指摘するのは音楽ライターだ。
「たとえばYOSHIKIさんは、8月22日から6日間10公演のディナーショーで1席100万円の『VVIP ダイアモンドパッケージ』なる超高額席を売り出しています。これまでディナーショーといえば一律の価格が多かったのですが、YOSHIKIさんのように、席のグレードによって価格を変えるケースも増えてきました。とくにステージの目の前のテーブル席をプレミア席として、グッズなどのお土産付きで価格を上げるケースは多いですね。中森さんも、幅をもたせた価格設定をする可能性はありますよ」(同前)
実際にいくらになるかは定かではないが、Xでは高額すぎるのではないかと批判する声も出ている。
《なんだかなあ 足もと見られてるみたい》
《あこぎな商売やってるな》
《大好きだけどファンクラブにも入ってない私には、一生、一回も観る事は出来ないだろう》
ファンは10万くらいは覚悟しているという書き込みも見受けられるが、高額なのに変わりはない。
「ファンクラブに入会するほどの人々なら、10万前後は許容範囲なんでしょうね。触れられるほど近くで歌ってもらう経験はたまらないのでしょう。ファン層としても、中高年が多いため、これぐらいのおカネはポンと出せてしまう人たちがたくさんいるというわけです。手の届かない人にとっては辛い現実ですね」(前出・記者)
ディナーショーが大成功し、本人の体調も万全なら、ファン念願の紅白復帰も見えてくるのかもしれない。