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伊集院光が思い出す「故・伊丹十三監督」撮影現場の厳しさ
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.03.10 16:00 最終更新日:2018.03.10 18:13
2月26日放送の『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ系)にて、お笑い芸人の伊集院光が、故・伊丹十三監督の映画に出演した際のエピソードを語っていた。
長い芸能生活のなかで映画出演は少なく、「3本ぐらいしか出たことないんじゃないかな」と伊集院。
監督によって現場の指示もさまざまだという。
「たとえば、セリフにしても『一字一句間違えないでください』っていう人も、『ニュアンスも絶対変えないでください』っていう人もいる」
出演作『マルタイの女』の撮影現場では、伊丹監督から厳しい指示があったとか。
「『マルタイの女』で刑事やったとき、すごい長台詞で。おれは刑事で、その警察署に出前を持ってくるラッキィ池田さんに、延々とイヤミ言うってシーンがあったんだけど……『そこは違う、ここも違う』みたいな。もう、伊丹十三監督は一字一句違っちゃダメなタイプだったから」
さらに、現場の頑張りだけでは終わらなかった。
「すごい直して、直して……。注文をしてイヤミ言って、帰るだけのシーンを、2時間くらいやった結果、編集のときに『全部アフレコで録り直しだ』って(笑)。『やっぱり違ったから』ってくらい厳しい人もいて」
すばらしい作品を残した名監督のこだわりは、少々出演者泣かせだったようだ。