エンタメ・アイドル
「僕が見たかった青空」6thシングルのMusic Video撮影で「自分の青春を思い出しました」

(左から) 八木仁愛、杉浦英恋、吉本此那
8月6日、アイドルグループ「僕が見たかった青空」が6枚目のシングル『視線のラブレター』を発売する。そこで表題曲を歌う青空組(選抜メンバー)から3人が登場。杉浦英恋、八木仁愛、吉本此那が曲の魅力と、結成から2年経った今を語ってくれた。
ーー6thシングル『視線のラブレター』はどんな曲ですか?
八木 夏の始まりみたいな曲です。爽やかで、瑞々しさが伝わってきます。でも、どこか儚くて。音の使い方と歌詞の繊細さが儚さを引き立てているのかなと思っています。
杉浦 青春っていい思い出だけじゃないですよね。切ない気持ちになることもあれば、後悔することだってあります。そんな思い出を詰め込んだかのような曲になっています。そこが好きです。
吉本 主人公の「僕」は奥手なんです。私はそれがもどかしくて。だって、誰かを好きになったら相手も自分を好きになってほしいじゃないですか!
八木 その自信がないんだよ。
吉本 なんで歌詞が「好きになっちゃってごめんね」なんだろ? なんで謝るんだろ?
【関連記事:AKB48小栗有以 超大物グラドルに“お風呂が汚そう”名指し攻撃で爪痕残す…大胆発言の生き残り戦略】
ーーそこに共感できないんですね(笑)。
吉本 私なら恋が実るまでお手伝いします。
杉浦 ええやつや(笑)。
吉本 だって、後悔しないのかな?
八木 実らなくても美しい恋もあるんだよ。
吉本 私はその時間がもったいないって思っちゃう。
杉浦 私は共感するけどな。
吉本 でも、男の子が年上の女の子に恋してるのがいいよね。
杉浦 あー、いいね!
吉本 いろんな妄想しちゃう。
ーーMusic Video撮影はいかがでしたか?
吉本 めちゃくちゃエモいです。泣きそうになります。落ち込むことがあって、友達に支えられることもあるじゃないですか。そんな自分の青春を思い出しました。Music Videoでは夜のプールに制服のまま飛び込んだりして、実生活ではできない青春を味わいました。
杉浦 私は監督さんとは初めましてだったけど、素を出せました。撮影中から素敵なMusic Videoになるだろうなって予想がつきました。私たちが楽しんでいる姿を引き出してもらえたのがよかったです。
八木 ストーリー性があるMusic Videoです。デビューシングルのMusic Videoで撮影した学校で撮影しているんですけど、サビのダンスシーンは、英恋が当時モップを持ちながら踊っていた場所で。そんなエモさも詰まっています。
ーー今回は、杉浦さんが初のメインメンバーに抜擢されました。
八木 英恋が踊るのを見ていて、素敵だなって思いました。曲も英恋にぴったりだし、ダンスも英恋が得意そうな振付けなんです。英恋のダンスってしなやかさがいいところで、手先や体の使い方の繊細さが伝わるダンスになっています。テーマパークダンスをやってたんだよね?
杉浦 ちょっとね。いろいろなジャンルを習っていました。
吉本 ダンスにも種類があるからね。八木ちゃんだったら、『恋は倍速』みたいなバキバキ系が似合うし。今回の曲は英恋のしなやかなダンスがよく引き出されているよね。
杉浦 初めてのメインメンバーなので、Music Videoが世に出てどんな反応があるか、楽しみでもあるし、ちょっと怖くもあります。ただ、パフォーマンスするのは好きだから、自分の好きなものを届けたいです。
ーー6月15日の結成2周年を機に、それぞれ個人のSNSアカウントを開設しましたが、始めてみていかがですか?
杉浦 楽しいです! 私はインスタグラムを始めたんですけど、今までは公式HPでブログを書いていて、ブログはちゃんと書かないといけないものという思いが強かったんですね。文章も写真もちゃんとしたものを載せないといけないっていう。でも、インスタのストーリーなら、今こんな音楽を聴いてるよって気軽に投稿できるんです。ラフな杉浦英恋を発信できています。
八木 私はTikTokをやっています。英恋みたいにラフな投稿じゃなくて、ダンス動画ならしっかりと振りを覚えてから投稿するんです。今まではグループの公式アカウントで投稿してきたけど、個人アカウントはグループとは差をつけようと思って。最近だと、デジカメで動画を撮って、編集してから載せてみたりしています。
杉浦 フォロワー1万人いったよね。
吉本 そうなんですよ!
杉浦 マジですごい。
ーーこういう動画が伸びやすいという傾向は掴めましたか?
八木 なんとなく意識はするけど、ダンス動画はたしかに伸びやすいです。ただ、ダンスアカウントではないので、飽きられないようにしていきたいです。
吉本 私はインスタを毎日やっています。空き時間があると、インスタ映えする場所を調べるようにしています。写真を撮るのが好きなので、オシャレな場所で撮っています。今までは公式だけだったけど、個人アカウントができることで告知の幅が広がりました。でも、インスタってXやTikTokと違って、バズることがあまりないんです。フォロワーの伸びも難しくて。本当に見たいと思ってくれないとフォローしてくれないんだなってわかりました。
ーー目標はありますか?
吉本 フォロワー1万人!
杉浦 いきたいね。
吉本 いろんなインスタグラマーさんを見ていると、写真のアップだけじゃなく、引きの写真もあるし、色味も工夫しているなって思います。
八木 私はそこまで気にせず投稿しています。でも、TikTokってハッシュタグのつけ方が難しくて。ボタンがいっぱいあるから間違えて押しちゃって投稿しちゃうんです。
ーー結成6月15日に2周年ライブを開催しました。いかがでしたか?
吉本 すんごい楽しいライブでした。
八木 私たちが楽しんでいるのがファンの方にも伝わったライブになりました。メンバーが楽しそうな顔をしていたからね。終わって袖にハケたら、「ウエーイ!」みたいな。今できる精いっぱいのパフォーマンスと演出だったと思います。全国ツアーの集大成でしたし。
吉本 あっという間に終わっちゃったね。あと2〜3時間できる(笑)。全然疲れなかったし。
杉浦 チケットも完売できたのがよかったよね。去年の結成1周年ライブと同じ会場だったけどペンライトの青色が広くなっていると思いました。
ーーこの2年で一番の思い出は?
八木 2年前のメンバー発表会です。結成2周年ライブの会場と同じZepp DiverCity (TOKYO)でした。泣いて、目が真っ赤になっていたから、自分で見返すのが嫌なんです。2年前に戻って、「頼むから泣かないで」って言いたい(笑)。映像も写真も一生残るものだから。
吉本 私は2年前のデビュー日(8月30日)です。メンバーは浴衣を着て、スタッフさんが屋台を出してくれて、お祭りみたいなイベントにしてくれて。楽しかったな。夏らしいことができましたし、デビューまで頑張ってきたことが一旦終わって、開放された夜でした。
杉浦 私が覚えているのは、最終オーディションが終わって、合格者が楽屋に集まったときのことです。そこでマネージャーさんから「5年後に日本一になりましょう」という言葉を聞いたのを今でも忘れられなくて。その日がメンバーと顔を合わせた初めての日だったのもあって、鮮明に覚えています。愛知から東京の会場に来たという特別感もあるのかな。
八木 その日、英恋とはしゃべってないよね。
吉本 私、誰とも話してない。私がその日に覚えているのは、すず(早?すずき)とベイビー(木下藍)。あの2人、なんで緊張しないのっていうくらい、ずっとわちゃわちゃ話してて。すずは「私、アイソレできないんだけどー!」って言いながら、首を動かす練習としてて。絶対仲よくなれないと思った(笑)。
八木 その2人はテンション高かったよね。
杉浦 他のメンバーは静かにしてたのにね。
八木 私は恐る恐る長谷川稀未ちゃんに話しかけた。「きれいですねー。肌白くて、お人形さんみたいですねー」って。「全然そんなことないよー」って会話をした。
杉浦 それが今ではあり得ないくらい仲よくなったよね。ビックリだよ。それに、23人誰も欠けることなく結成2周年を迎えられたのはすごい。奇跡だと思う。僕青に入っていなかったら、大学に進学するつもりだったけど、もう無理だ(笑)。
吉本 私はタイミングがよかった。ただ芸能人になりたいとは思っていたけど、進路とか今後のことをまったく考えていなかったところに、ちょうどオーディションに受かったから。
杉浦 自分の進路より、僕青の進路を考えないとね。3年後に日本一になっているかどうか…。一歩ずつ進んでいきます!
すぎうらえれん
2008年6月19日生まれ 17歳 愛知県出身 T162 趣味:ラジオを聴く、映画鑑賞 好きな食べ物:もんじゃ焼き、ラーメン、餃子
やぎとあ
2007年5月1日生まれ 18歳 東京都出身 T156 特技:ムーンウォーク、耳が柔らかいこと、キャラクターを作ること 好きな食べ物:豚骨ラーメン、グミ
よしもとここな
2005年12月5日生まれ 19歳 石川県出身 T156 特技:バトントワリング 好きな食べ物:焼肉(特に牛タン)、辛い食べ物
撮影/田川雄一、取材&文/犬飼華