エンタメ・アイドル
Snow Man渡辺翔太主演のホラー映画が大苦戦…“俳優枠” 目黒蓮一強で浮き彫りになった “グループ内格差”

Snow Man・渡辺翔太の初の単独主演映画となる『事故物件ゾク 恐い間取り』が、苦戦している。同じグループの目黒蓮が俳優として “無双状態” を続けるなか、対照的な現状が浮き彫りになっている。
「同作は、2020年に亀梨和也さんが主演を務めて23億円の大ヒットを記録した『事故物件 恐い間取り』の続編です。『リング』などで知られるホラーの名手・中田秀夫監督が続投し、Snow Manの楽曲『SERIOUS』も主題歌に据えるなど、話題性は申し分ありませんでした」(映画ジャーナリスト)
にもかかわらず、7月25日に封切られた今作は、公開4日時点で興収5億円台と大きく出遅れ。X上では、
【関連記事:Snow Man渡辺翔太 「自分でみかんを剥いたことがない」発言に賛否、「甘えるな」厳しい声も】
《内容あんまり怖いと思わなかったんだけど》
《最寄りの映画館のサイト覗いたけど割とガラガラ…… 》
といった厳しい意見が噴出している。「いわば “勝ちパターン” で挑んだ作品だったのですが、結果は想定外でした」と打ち明けるのは芸能プロ関係者だ。
「渡辺さんは “美容男子” として知られ、『トークィーンズ』(フジテレビ系)などバラエティ番組などでは好感度も高い。ただ、ホラー映画の主演としては、さわやかなイメージと役柄のギャップが大きすぎた。内容や演技力の問題だけでなく、キャスティングの時点でミスマッチがあったのかもしれません」
演技に関してはファンから絶賛が相次いでいるが、Snow Manの俳優活動においては、渡辺が足踏みしてしまった感は否めない。
一方で着実に足固めしているのが、目黒蓮だ。2022年の『silent』でブレイクして以降、2024年の『海のはじまり』(ともにフジテレビ系)で月9初主演を務め、「TVerアワード2024」ドラマ大賞、「ザ テレビジョンドラマアカデミー賞」主演男優賞など、賞を総なめに。
映画『月の満ち欠け』では「第46回日本アカデミー賞」で助演男優賞と新人俳優賞の “W受賞” という快挙も成し遂げている。
「今年2月に主演した映画『劇場版 トリリオンゲーム』は公開から6週間で興行収入20億円を突破。来年2026年には、浜辺美波さんとのW主演映画『ほどなく、お別れです』も公開予定です。
今年の10月クールには、TBS日曜劇場への出演も内定していると報じられており、俳優としての地位を完全に築き上げています」(前出・芸能プロ関係者)
両者の戦略について、この芸能プロ関係者はこうも語る。
「目黒さんは演技の評価も作品選びも的確。一方で渡辺さんは、バラエティやアイドルの印象が強く、まだ俳優としての確固たるイメージを築けていません。
こうした対比で明らかになるのは、深刻な “グループ内格差” ですね。SnowManは、今やSTARTO社でトップの人気アイドルです。来春には嵐も解散してしまいますから、国民的アイドルグループとしての重責はこれからますます高まるばかり。
ただ、それぞれ個性が際立っていた嵐と比べると、目黒さん一強という現状はアンバランスですよね。渡辺さんの映画もこれから夏休みが本格化し、さらなる客入りが見込めますから、なんとか挽回してほしいところです」
後伸びに期待したい。