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【視聴者からは冷めた声も】フジテレビ『日本の社長』特番に見えた“再出発の布石”、10月改編期狙う“逆算”手法

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記事投稿日:2025.08.10 18:00 最終更新日:2025.08.10 21:19
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
【視聴者からは冷めた声も】フジテレビ『日本の社長』特番に見えた“再出発の布石”、10月改編期狙う“逆算”手法

明石家さんま

 

 8月9日、特別番組『明石家さんまと日本の社長』(フジテレビ系)が放送された。MCは明石家さんまが務め、日本を代表する社長が集まるという趣旨の番組だが、この特番が話題を集めた。

 

「今回は、日本のビジネスにおける“レジェンド”が勢揃い。『お、ねだん以上。』で知られるニトリ会長・似鳥昭雄さんや、『たかの友梨ビューティークリニック』の大手エステ企業を手がける不二ビューティ会長・たかの友梨さん、ライブ配信サービス『SHOWROOM』の前田裕二さんなど、誰もが知る企業のトップが集まりました」(放送作家)

 

 番組では、経営の裏話や、どん底からの逆転エピソードなど、経営から社長のプライベートまでさんまが掘り出し、大盛り上がりの放送となった。しかしXでは、見ていた一部の視聴者から冷めた声も上がっていた。

 

《社長集めてTVに出して、さんまに相手させてスポンサーに戻ってもらおうと言う企画》

 

《企業への「スポンサー再開ありがとう、広告がわりに番組作ったよ」っていうキャンペーンだな》

 

《フジにスポンサー社長集合?w》

 

 

「フジテレビは2024年12月、中居正広さんと元フジテレビ社員の女性との間で起きたトラブルが発覚。騒動への対応が大きな批判を浴び、スポンサーのCM差し止めが相次ぎました。その後、新たに就任した清水賢治社長が信頼回復へ力を注ぎ、役員の定年制導入のほか、編成局とバラエティ制作局を解体・再編、アナウンス室を編成局から独立させるなど、社内改革が行われています」(テレビ局関係者)

 

 6月25日には、騒動の節目になると言われていた株主総会が行われた。清水社長は、改革実行へ向けての環境が整ったとし、「視聴者や広告主などからの信頼回復を目指すと同時に、社会から必要とされる企業に生まれ変わることができるよう、グループをあげてまい進していく」と述べていた。

 

「フジテレビとしては、社長達を番組に呼ぶことで企業側も宣伝になります。さらに、これだけの企業のトップが出演してくれるほど、『フジテレビに信頼がある』ということを視聴者に向けてアピールできる良い機会にもなるでしょう。

 

 10月には、半期に1度訪れる番組改編期を迎えます。番組提供のスポンサーは、放映の2カ月前くらいに決まってくるとも言われており、『10月から広告を再開する』という企業が増えることを願って、アピール番組としても位置づけられた可能性もありますね」(前出・テレビ局関係者)

 

 明石家さんまという大御所の力を借りて、この番組をフジテレビ再出発の布石とできただろうか。

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