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あいみょんが見せた“左腕”でまたも物議 Ayase、優里ら「アーティストのタトゥー」に日本人が抱く根深い“違和感”

ここ数日、世間をにぎわせている、シンガーソングライター・あいみょんの“左腕タトゥー”騒動。近年はアーティストがタトゥーを公開する機会も増えてきたが、世間の人々に受け入れられているかといえば、話は別のようだ。
「ファッション誌『GINZA』9月号の表紙に登場したあいみょんさんですが、左腕の内側に、ちらっとタトゥーが見えていたんです。サイズも控えめでかわいらしいデザインだったのですが、SNSでは『してほしくなかった』『がっかりです』といった、否定的な反応が少なくありませんでした。日本人の、タトゥーへの拒否感が根深いことを象徴するかのようなニュースでした」(芸能記者)
同じタトゥーでも、B’zの稲葉浩志やL’Arc~en~CielのHyde、ONE OK ROCKのTakaなど、ロックのジャンルにいるアーティストたちのタトゥーは比較的、受け入れられている様子。いっぽう、いわゆるJ-POPのジャンルに分類されるアーティストがタトゥーを入れた場合、これまでのイメージとの乖離もあってか、思わぬ反発を受けがちなようだ。
「最近でいえば、YOASOBIのAyaseさんや、優里さんのタトゥーが物議を醸しました。AyaseさんがInstagramにアップしている写真を見ると、両腕や手のひらにびっしりとヘビや花の模様が描かれ、喉や胸部分までタトゥーが入っています。Ayaseさんは、YOASOBIを組む前はメタルコアのバンドをやっていたそうなので、もともとそうした文化にはなじみがあったのでしょう。しかし、YOASOBIの『アイドル』や『夜に駆ける』といったポップな楽曲からはかけ離れたイメージのため、怖がるファンも一定数、見受けられます。
優里さんも、『ドライフラワー』『かくれんぼ』など、切ない恋愛ソングのイメージが強いアーティストですが、腕全面に虎や花などが描かれたタトゥーが入っており、歌の印象とあまりに違うため、何度か炎上してきました」(芸能記者)
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イメージという意味では、嵐の大野智が活動休止中、顎髭にタトゥーという“ワイルド激変”した姿を『NEWSポストセブン』に報じられ、女性ファンから拒否反応があがったことも。だが、そこはやはりアイドル。引退ライブに先立ち、ファンクラブ向け動画に登場した大野は、ひげをそり、タトゥーは隠し、ビジュアルを“嵐モード”に戻してきたという。
ファンの理想を具現化するアイドルとはまた違い、アーティストはタトゥーも含め、自らの“生き様”を見せることでファンを魅了していく側面もある。だからこそタトゥーもオープンにするのだろうが、はたして日本人の意識は変わっていくのだろうか。