
『あんぱん』主演の今田美桜
NHK連続テレビ小説『あんぱん』に出演中の女優・河合優実が、8月19日放送の『バナナサンド』(TBS系)でレアな歌声を披露。山口百恵の名曲『イミテイション・ゴールド』を堂々と歌いあげ、大きな話題を呼んでいる。
この日、「ハモリ我慢ゲーム」に初挑戦した河合。ハモリ隊に釣られず、メロディを正確に歌う人気企画だが、彼女が選んだ1曲めが『イミテイション・ゴールド』だった。
「意外な選曲に対し、サンドウィッチマンの伊達みきおさんが『お母さん世代じゃないですか!』と驚くと、河合さんは『高校生ぐらいから顔が(百恵さんに)“似てる”って言われ始めて』と告白。『最初は謙遜してたんですけど、もう言われ過ぎて、文化祭とかでコピーしてました』と、百恵さんの曲をカバーしていたと打ち明けていました」(芸能記者)
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ハモリ隊に引っ張られず、伸びやかな声で最後まで歌い切ることに成功した河合。その姿に、伝説の歌姫の持つ、陰のある雰囲気を重ねた視聴者も多かったようだ。Xでは、
《河合優実ちゃん ホント百恵ちゃんに似てる 歌も上手い》
《纏ってる空気が百恵ちゃんを思い出させる》
《スゴい!山口百恵の再来やん》
など絶賛コメントが相次いだ。
「続く2曲めは、10月に舞台で共演するという小泉今日子さんが朝ドラ『あまちゃん』(2013年)で歌った『潮騒のメモリー』に挑戦。こちらは残念ながら失敗してしまいましたが、それでも“歌える女優”としての存在感を十分に印象づけました」
1980年、三浦友和との結婚を機に引退した百恵さん。芸能活動はわずか7年半、しかもマイクを置いたのは21歳のときだった。あまりにも早い幕引きに、芸能界は長く“後継者”を探し続けてきた。今回の河合の歌声に対して、
《河合優実歌出してほしい!!》
《いつか、オファーあるんじゃないかな》
など、本格的な歌手活動を夢見る意見も飛び出した。こうした待望論について芸能プロ関係者が話す。
「百恵さんが代わりの利かない存在だったように、河合さんにも彼女しかない魅力があります。今回の挑戦は、今後の活動の幅をさらに広げるきっかけになったのではないでしょうか。歌手と女優の“二刀流”といえば、柴咲コウさんや近年だと上白石萌音さんなどの例もありますから」
『あんぱん』ではヒロイン・のぶ(今田美桜)の妹・蘭子を好演し、強烈な存在感を放っている河合。今田に勝るとも劣らない印象を残す彼女の今回のチャレンジに、次なる飛躍を期待せずにはいられない。