エンタメ・アイドル
【ウケたCM 1万5000人に大調査】大谷はCMでも圧勝!惜しくも2位になったのは「独特の言い回しの中毒性」が高評価

伊藤園は大谷翔平が所属するドジャースとパートナーシップ契約を締結。1月に都内で発表会がおこなわれ、同球団のムーキー・ベッツが登場
「時代を映す鏡」ともいわれるテレビコマーシャル。商品を紹介するだけでなく、世相を反映したCMからは数多くの流行語やヒットソングが生まれ、それを契機に人気者になったタレントも少なくない。
大手広告代理店は、CMに対する視聴者の意識調査を定期的に実施しているというが、今回本誌は、直近におこなわれたアンケートの結果を入手した。
「インターネットの普及により『テレビ離れ』といわれて久しいものの、いまだにテレビCMの影響力は大きいものがあります」
と語るのは、調査を担当した大手広告代理店の担当者だ。
「この調査は今年7月に、全国の視聴者1万5000人を対象におこなわれたものです。好きなCMと嫌いなCMを挙げてもらい、それぞれその理由を聞いています。老若男女問わず幅広い世代から調査しており、まさに『国民の声』といえるものでしょう」(同前)
綾瀬はるか「上半身裸」CMで指摘される“高露出度着こなし”の困難「ブラトップ1枚で外出」は大女優だからこそできる?
では、「好きなCM」を見てみよう。「テレビ離れ」の時代でも、多くの視聴者を惹きつけているCMとはーー。
1位は、日本の至宝・大谷翔平(31)が出演する「お〜いお茶」。伊藤園は今年1月、ドジャースともパートナーシップ契約を締結している。
「日本人の誇りである大谷が、日本茶を宣伝している素敵さがたまらない」
「大げさではなく実直な内容で、大谷さんの人柄が表われている」
「朝の大谷チェックから私の1日が始まります。CMでも観られるのは幸せ」
さすがは老若男女から支持されている国民的英雄。爽やかな演出も評価が高い。
2位は、長澤まさみ(38)の「虫コナーズ」。長澤は2016年から同商品のCMに出演し、静岡出身の長澤の関西弁が毎回話題になっている。
「長澤さんが演じる、ちょうどいい加減の “はすっぱ” な感じが爽快」
「独特の言い回しと間。中毒性があります」
過去にもおもしろCMを多数制作しているKINCHO。今回、大谷に1位の座を奪われるまでは、同社のCMが長年にわたり首位だったという。ちなみに、現在放送されているのは、俳優・中島歩(36)と共演している「蚊に効きまんねん篇」と「そこにぶら下げたらええねん篇」だ。
3位は、今田、内村光良(61)、天海祐希(58)、目黒蓮(28)が共演する「晴れ風」。豪華なキャストを揃え、キリンビールのこの商品への力の入れ具合がわかる。
「色使いがきれいなCMで、出演者の爽やかさもあり『一度飲んでみよう』となった」
CMの効果もあって、売り上げは好調。「一番搾り」に並ぶ同社の看板商品となった。
4位は、綾瀬はるか(40)のスタイルのよさに注目が集まった、UNIQLOの「LifeとWear」。
「私は、綾瀬さんのようにブラトップでお出掛けする勇気ないけど憧れる」
「綾瀬さんの脱ぎっぷりに驚愕。桑田佳祐さんの歌声もいい」
綾瀬の大胆な “上半身” が話題になったCMで、ブラトップの売り上げも好調という。
5位は、芳根京子(28)、松下洸平(38)らが演じる「マルエフ まろやか日本」。
「嫌なことがあった日も、このCMを見ると『明日も頑張ろう!』となる」
「芳根さんに癒やされ続けています!」
「お疲れ生です」のフレーズと、竹内まりやの『元気を出して』でお馴染みのシリーズ。芳根の癒やし効果は絶大なようだ。
「好きなCM」は納得のラインナップといえそうだ。広告代理店のキャスティング担当者がこう語る。
「CMでの鉄板のキャスティング、万人受けするタレントは、今では大谷さん、綾瀬さんぐらいでしょう。とはいえ、すでに多くの企業、ジャンルのCMに出演しており、高額なギャラもあって、簡単にオファーは出せません。
また人気のタレントであっても、たとえば出演したドラマがすべて当たるわけではありませんし、それはCMでも同じです。ちなみに、大谷さんが出演するディプのCMは嫌いと挙げる人のほうが多かったですからね。なので、人気のタレントになるほど、その影響力や自身のイメージとマッチするのかなどという点を慎重に吟味します。
それでも不評を買うこともありますし、逆に人気タレントが出ていなくても評判になることもある。ただたんに人気タレントを使えばいいというものではなく、なかなか難しい世界なんです」
「私はコレで会社を辞めました」という禁煙グッズCMのセリフが流行語になったのは、約40年前。社会現象となるようなフレーズが、再びCMから生まれる日は来るのだろうか。