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「国際標準での漫画作りをすべき」YOSHIKIの“『ダンダダン』パクリ騒動”に物申した紀藤正樹弁護士に異議殺到

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記事投稿日:2025.08.24 19:27 最終更新日:2025.08.24 20:59
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
「国際標準での漫画作りをすべき」YOSHIKIの“『ダンダダン』パクリ騒動”に物申した紀藤正樹弁護士に異議殺到

YOSHIKI

 

 X JAPANYOSHIKIが、アニメ『ダンダダン』でグループの代表曲をオマージュした劇中歌が使用されたことを指摘して始まった「著作権」をめぐる議論。8月22日、ついに『ダンダダン』サイドが公式Xで謝罪文を発表した。

 

《YOSHIKI様及びX JAPAN様に対して、事前のご説明に思いが至らなかったことで、ご心配をおかけしてしまったことは本意ではなく、心からお詫び申し上げます。権利関係につきましても、関係各所と建設的に協議を進めております》

 

 同日、東京・六本木でおこなわれた『YOSHIKI サウジアラビア公演』の会見後、YOSHIKIはこのポストに言及。「僕もびっくりしちゃって。もうちょっと器用にいられればと思ったんですが投稿しちゃった」と切り出すと、「じつは、その後、プロデューサーの方からお電話をいただきまして、とても前向きな話になりました。いろいろと勉強になりました。こうやって使っていただいて光栄に思います」と、番組プロデューサーとの和解を報告した。

 

 両者ともに騒動の収束を告げた形となったわけだが、これに物申したのが、弁護士の紀藤正樹氏だ。

 

 

「紀藤氏は、自身のXに『ダンダダン』公式Xの謝罪文を貼り付け、『個人的な意見』と前置きした上で、《この件私は、YOSHIKIさん側の国内外の何らかの権利を侵害していると考えていますが、謝罪に「今回、YOSHIKI様及びX JAPAN様に対して事前のご説明に思いが至らなかったことでご心配」と書かれているとおり著作者製作者への敬意を欠いたことにも大きな問題があったと考えています》と、ダンダダン制作側の事前の対応を問題視。

 

 続くポストで、紀藤氏は、同アニメの主人公の名前が『高倉健』であることにも触れ、《他にも主人公の名前にも議論があり過去も含めて今一度立ち止まって国際標準での漫画作りをすべきというのが私の考えです》と語ると、《それが日本の漫画とアニメの国際化に必要だしそれこそが『今回を契機に未来に向けた創造的な取り組みを共に考えている』という未来志向になると思います》と主張しました。

 

 しかし、紀藤氏の『何らかの権利を侵害していると考えています』という発言に対して今、多くの批判が寄せられています」(スポーツ紙記者)

 

 紀藤氏の見解に、X上では、

 

《具体的にどのような権利を侵害しているのか、教えていただけますでしょうか?》

 

 といったツッコミの声が集中。主人公の名前について触れたポストにも、

 

《すごいな。海外視聴者が「高倉健とは誰か」「同姓同名のセレブがいるのか」とググりまくって日本の昭和映画の知名度向上に寄与した流れをここまで捻じ曲げて解釈するのか。》

 

《高倉健が商標登録でもされてんの? それOKにしたら桃太郎とか孫悟空とかどうすんだよ》

 

《漫画の為にあなたがすることは黙る事です》

 

 など、紀藤氏に批判の声が殺到している。漫画に詳しいサブカル系ライターが語る。

 

「紀藤氏は『国際標準での漫画作り』の基準を、もう少し具体的に示すべきだったかもしれませんね。これほど反発する声が出ていることの背景に、『“国際標準に達していない”ということは“日本の漫画は未熟だ”』という主張だと受け取った人が多いのではないでしょうか。

 

 アニメや漫画文化においてパロディやオマージュは表現の一種として重要なものです。紀藤氏としてはそれらを否定したいわけではなく、あくまでトラブルを事前に回避するための手段が必要だと訴えているのでしょう。しかし、真意がうまく伝わらなかったようです」

 

 たしかに、作品のファンも鑑賞を妨げるようなトラブルは望んでいないはずだ。

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