エンタメ・アイドル
「いじめられっ子やろ」発言の千原せいじ、僧侶として出演のラジオ番組が終了“一線越えてしまった”言葉の代償

日本仏教協会の顧問を辞任したせいじ
お笑いコンビ、千原兄弟の千原せいじがレギュラー出演していたラジオ番組『大雲・せいじの坊僧ラジオ』(KBS京都)が、8月いっぱいで終了することが明らかになった。
「この番組は、僧侶でYouTuberとしても活躍されている三木大雲さんと、僧侶の資格を持つせいじさんが、リスナーの人生相談に答えながらトークを繰り広げるもの。タイトルは『坊僧』と『暴走』がかけられています」(放送作家)
【関連記事:「いじめられっ子やったやろ?」千原せいじ 戸田市議との対談でブチギレ、互いに「お前呼ばわり」の“ガチ喧嘩”に騒然】
KBS京都のウェブサイト内にある番組のページでは、《ラジオリスナーの皆様、YouTube視聴の皆様から、番組に対しまして様々なご意見を頂戴し、KBS京都及び製作委員会等で検討した結果、終了という結論に達しました》と経緯説明がなされている。また《できるだけ早い時期に、皆様のご期待にお応えできる番組を立ち上げるべく取り組んでまいります》と、番組再開への意欲も示している。Xでは、
《相手によるけど彼の叩く言動スタイルは、仏僧としてあるべき姿かな?疑問になるね》
《「本当はいい人キャラ」が崩れたから、痛手だろな》
《仏教を身近に感じられた番組だったし、せいじさんの真面目な側面も現れていたのに。残念!》
など、さまざまな意見があがっている。「改編期でもない8月末での突然の終了は、実質的な“打ち切り”ですね」と語るのは、前出の放送作家だ。
「原因は、せいじさんの『いじめられっこ』発言でしょう。7月18日、せいじさんのYouTubeチャンネル『せいじんトコ』で、埼玉県戸田市議会議員の河合ゆうすけ氏との対談が公開されました。途中、言い争いとなり、せいじさんが河合氏に『おまえ、いじめられっ子やったやろ?』と、あおるように口にしたのです」
千原にとって“毒舌”や“ガラの悪さ”は芸風のひとつである。だが、今回の発言は大問題になった。
「せいじさんは天台宗の僧侶であり、“良識”が求められる立場でもあります。河合氏との対談動画も、そうした社会的活動の一環だったため、とりわけ不適切な言動だと受け取られました。この件でせいじさんは、天台宗総務庁から厳重注意処分を受けています。
今回、打ち切られたラジオ番組も、芸人というより僧侶としての色合いが強いもの。やはり存続は難しかったのではないでしょうか。さすがに“一線を越えてしまった”発言だったようです」(同前)
今後のせいじの芸能活動にも、影響を及ぼすのだろうか。