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チョコプラのコントの本質は「ノリの感覚」タイトルだけでネタが成立する驚きの理由とは

8月24日放送の『情熱大陸』(TBS系)で、チョコレートプラネット・長田庄平さん、松尾駿さんが、同番組から9カ月にわたって密着されていました。
コンビのネタを考えている長田さんは、「葛藤みたいなのがずっとあって。(自分は)センスはないと思ってるから。いろんなセンスあるものをチョイスして吸収して、センスあるふうに作ってる」と自己分析。
同番組で紹介された、チョコプラのネタの作り方には驚かされました。YouTubeチャンネルのネタ企画を考えるのもすべて長田さんです。チョコプラのネタは、LINEで長田さんからネタのタイトルが松尾さんに送られてくるだけで、台本もありません。コント撮影直前の松尾さんは「(ネタの内容を)誰も把握してない。長田さんしか把握してない(笑)」と言い残したまま撮影に入りました。
松尾さんは長田さんから送られてきた「暴隠系YouTuber」(暴露系YouTuberの逆)というタイトルと、長田さんのコントのしゃべり出し「どうも某芸人のCです。ちょっと……全部言わないわ!」というセリフだけを頼りに、松尾さんは「暴隠系YouTuber」のコントの趣旨を把握し、すべてアドリブで演じ始めたのです。
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コント台本がないコンビは何組か知っています。その場合、コントの大まかな流れやオチだけは事前に決めているコンビがほとんどです。それさえもなく、タイトルしか聞かずにコントができるのは松尾さんの並外れた対応力の高さがあるからだと思います。
ネタの打ち合わせをしない理由について、松尾さんは「練習とかしたら飽きちゃうじゃないですか。たぶん。パパっとやったほうが、ノリで楽しくできる」、長田さんは「ファーストリアクションでできる」と明かしていました。
筆者は以前の取材で、チョコレートプラネットに、2人がどんな性格なのか、お互いに分析してもらいました。
長田「松尾は、ふだんの生活は真面目ですね。遅刻もしないし、人付き合いもきっちりしています。でも、オンとオフのスイッチが激しくて、テレビの収録中であろうが、なんの仕事であろうが、オフにしたら全然しゃべんなくなるんですよ(笑)」
松尾「どっかで『どうでもいいや』って思って、しゃべらなくなるんだと思います。長田さんは、今の取材もそうですが、しっかり受け答えしているように見えるんですけど、本質はなにも考えてない人なんですよ(笑)。ノリでやってる人なんで」
長田さんの本質は、なにも考えてなくてノリでやってる人。松尾さんの、仕事中に『どうでもいいや』と思ったらしゃべらなくなるというのも、ノリを大切にしているからこそだと思います。だから、のらない場合はオフにしてしまう。チョコプラの仕事の本質は『ノリの感覚』にあったんですね。