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市川團十郎、“プロデュース”の酵素風呂店が閉店していた!…本人や芸能人御用達も、“悪臭トラブル”で近所からクレーム多発

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記事投稿日:2025.09.01 11:00 最終更新日:2025.09.01 12:47
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
市川團十郎、“プロデュース”の酵素風呂店が閉店していた!…本人や芸能人御用達も、“悪臭トラブル”で近所からクレーム多発

 

 

 7月下旬、本誌記者が“跡地”を訪れると、近くを通るだけで燻したような臭いが鼻を突いた。閉店してから数カ月たつものの、トラブルは解決していないようだった。東京・渋谷区にあった酵素風呂専門店・A店が突如閉店し、コインランドリーに生まれ変わる改装工事中のことだ。

 

 じつはこの店は、歌舞伎役者市川團十郎が“プロデュース”したものだった。

 

 酵素風呂とは、ヒノキのおがくずや米ぬかを発酵熱で温め、体を埋めて発汗・血行促進を図る乾式温浴法だ。

 

「團十郎さんは酵素風呂に深い思い入れがあり、その効果を『少しでも世間に知ってもらいたい』という思いから開店に至りました」と話すのは歌舞伎関係者だ。

 

「彼が、自宅に酵素風呂を導入したのは2016年。乳がんで闘病していた妻・小林麻央さんの緩和ケアのためで、延命に寄与したともいわれます。後に体調を崩した中居正広さんにもすすめたそうです」(同前)

 

 梨園に酵素風呂の習慣を紹介したのは、故・十八代目中村勘三郎さんだという。

 

「勘三郎さんは、今ほど酵素風呂がポピュラーでなかったころからハマっていました。わざわざ都内から神奈川・綱島にある施設まで車で通っていたほどです。『疲れが取れて、翌日調子がよくなる』と周囲に話していました」(同前)

 

 

 ただ、独特の臭いは当時から、梨園内でも知られていたようだ。

 

「勘三郎さんが少しでも長く効果を持続させたいと、シャワーを浴びずに帰りのタクシーに乗り込んだら『お客さん、うんこ臭いから降りてください』と注意されたこともありました。笑い話にしていましたけど、乗られたほうはたまらないですよね(笑)」(同前)

 

 だが、笑い話ではすまなかった。その“悪臭”のせいで、A店のオープン後にクレームが多発したのだ。

 

「酵素臭が強くて、窓が開けられませんでした。A店が入るマンションの住民も困っていました。なかには、『この臭いをどうにかしてほしい』と直接お店に交渉した人もいたようです」(近隣住民)

 

 團十郎がSNSやブログで熱心にPRしたこともあり、一時は盛況だったようだ。

 

「近くには、よく黒塗りの高級車が停まっていました。松本潤さんや、綾野剛さん夫妻を見たことがあります。もちろん、團十郎さん自身もよく利用していました。営業時間ではない早朝に利用する姿を見たこともあります」(同前)

 

 実際に工事を請け負っていた工事関係者に話を聞いた。

 

「A店の経営を担当したM氏と團十郎さんがタッグを組み、『團十郎プロデュース』として開店しました。店名をつけたのは、團十郎さんでした。木製の風呂がまに横たわり、60〜70度の米ぬかに15分ほど浸かるシステムでした。入浴料は1回5000円ほどでした」

 

 2018年の開店当初は、換気扇で室内の空気を外に出していたが、排出される臭いへの苦情で、空気清浄機に切り替えたという。

 

「それでも、臭いが外に漏れるんです。しかも、店内の湿度が90%に上がっていました。そこで、屋上に煙突を設置し、店内の空気を逃がす案が出たのですが、設置に200万〜300万円かかるため、あえなく断念したようです」(同前)

 

 コロナ禍でもA店の営業は続いていたが、次第に客足が遠のいていった。

 

「リピーターがあまり増えずに“経営難”に陥ったんです。どうにか7年間は営業できたようですが、今年3月に店を閉じることになりました。別の場所に移転するということではなく、廃業することにしたようです」(同前)

 

 解体工事は4月末から5月にかけておこなわれた。だが、別の近隣住民がこう話す。

 

「解体工事の後に清掃工事を繰り返しやっていたのですが、それでも臭いは残っていましたね。さすがに、住宅街のど真ん中でやるのは無理があったんじゃないですか」

 

 團十郎サイドにA店の撤退理由や異臭トラブル、そして團十郎が“プロデューサー”を務めていたことの事実関係について問い合わせると、文書で回答があった。

 

「M氏とは知人であり、酵素風呂について相談を受けたことは事実ですが、経営に関しては全く関与しておりませんでした。閉店につきましても後で知りました」

 

 余韻たっぷりの舞台を見せる團十郎の、いただけない幕引き。跡地に漂うのは、鼻をつまみたくなる“残り香”だった──。

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