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大黒摩季、最愛の弟急死に1600字超の追悼文「俺が継いで苦労するほうがよっぽどマシ」実家のパン工房をめぐる秘話も

大黒摩季(写真・本人Instagramより)
9月7日、歌手の大黒摩季が自身のInstagramを更新。実家の製パン業「札幌キムラヤ」を継いだ弟の大黒礼騎さんが急逝したことを報告した。弟が赤ん坊の頃からの家族写真を多数投稿、大人になってからのツーショット写真も公開した。
「じつに1600文字以上の長文で、弟さんへの思いを綴りました。《どうして私から大切な者を奪うのか どうして私が代わってやれないのか》と嘆きました。8月30日には札幌での大黒さんのライブに家族で訪れていたそうで、翌日は一緒にお墓参り。しかしその3日後に脳出血で倒れ、6日に亡くなったと詳細を説明しています。悲しみが溢れ出ているような文章が、読んだ人の涙を誘いました」(芸能記者)
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弟の礼騎さんは2021年に椎骨動脈乖離を患い《死の淵を彷徨い奇跡的に生還》していたといい、健康を気遣い、リハビリもこなして《PHOENIXの如く復活》する過程だったという。
しかし、9月3日に別箇所から脳出血。《右被殻出血により脳の中心部の動脈から出血し、脳幹までも損傷したことから運ばれた時には既に瞳孔反射も無く 全身の機能も低下していましたが、心臓だけは「俺は生きたい」と言わんばかりに強く心拍を保っていました》と記し、延命治療を続けていたが力尽きてしまったという。
投稿の中では、実家である「札幌キムラヤ」継承時のエピソードも綴った。
《父が亡くなり札幌キムラヤをどうすべきかどっちが継ぐかという時 ファンの皆さんから大黒摩季を家業のために奪って恨まれて生きるくらいなら 俺が継いで苦労する方がよっぽどマシだ少しは俺に任せろ 姉ちゃんは大黒摩季を続けてくれ》と、礼騎さんが跡継ぎとなり、その気持ちに《礼騎の愛と願いを無駄にはできないよね》と応え、姉は歌の道を邁進した。
この投稿への「いいね!」は1万3000件を超え、Xでも涙腺を刺激される人が続出。
《大黒摩季さんのメッセージ、悲しさと悔しさそして強さも感じられる文章だった》
《弟が先に旅立つなんて、考えただけで耐えられない。摩季さんに心からお悔やみを申し上げます。どんな言葉も無力だ》
《まきねえさん大好き 文章がすごい どうかご気丈に まきさんのことを大好きな人たちがたくさん待っています…》
そして大黒は、2027年に100周年を迎えるという「札幌キムラヤ」のためにも、《キムラヤは皆で守り抜こう 大黒摩季も命ある限りやり抜こうと安らかな寝顔に誓いました》と決意を新たにした。
「大黒さんは、2021年11月5日の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で弟さんとのエピソードを話しています。弟さんが結婚前提で付き合っていた女性から『愛してるって言って』と何度もせがまれ、仕方なく『愛してる』を繰り返したところ『薄っぺらい』と言われた体験を『愛してます』という楽曲でそのまま歌詞に活用したため、弟さんに怒られたと明かしていました。本当に仲のいい姉弟でした。
53歳の若さでの急逝ですから、姉である大黒さんの心痛は非常に大きいでしょう。それでも喪主を務めることが発表されています」(芸能ジャーナリスト)
最愛の弟を亡くした大黒だが、彼女もきっとPHOENIXのように復活し、前を向いてくことだろう。