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活動休止発表のPerfume、本誌が見ていた“下積み時代”の魅力と“学生時代”の素顔

左からかしゆか、あ~ちゃん、のっち
《私たちは2026年からPerfumeを一度 コールドスリープします》
9月21日、公式HPで2025年12月31日をもって活動休止することを発表したPerfume。2005年にメジャーデビューを果たし、NHK紅白歌合戦には2008年の初出場から16年連続で出場している。
そんな彼女たちにも長い“下積み”の時代があった。
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広島県出身の彼女たちがグループを結成したのが1999年。当時は広島のローカルアイドルとして活動し、2003年、3人が中学3年生になると同時に上京。同年インディーズデビューしたものの、ヒットに恵まれず、ライブハウスや路上ライブでの活動が続いた。
ブレイク後の2008年、Perfumeの“地下アイドル時代”について、ミュージシャンの掟ポルシェ氏が、本誌の取材にこう語っている。
「2004年の11月ごろ、Perfumeのマネージャーに声をかけられ一緒にイベントをやったり、ライブに関するアイデアを出すようになりました。中田ヤスタカ氏が一貫して手がける楽曲は本格的なテクノサウンドで、アイドル好きだけに聴かせておくにはもったいないと、ロックの殿堂・新宿ロフトにブッキングしたりもしました。
結成から下積み8年、普通のアイドルならクビになっているところですが、所属事務所のアミューズが、諦めずに同じ路線を打ち出しつづけたのもスゴイことです。彼女たちの魅力はなんと言ってもライブ。無機質なテクノサウンドにMCでは広島弁で笑いを取る。このギャップがいいんです」
3人は2006年、堀越高校卒業後にそれぞれ大学に進学。本誌はその“女子大生姿”をキャッチしていた。
大学生だったかしゆか(樫野有香)について、同じ大学の学生は当時こう語っていた。
「よくいちばん前の席で授業を受けていますよ。有名になれば大学なんか来なくなるかと思っていたのに、朝9時からの1限にもちゃんと来てます。気取った感じはぜんぜんなくて、仲のいい友達とよく構内を歩いてますよ。生協で買い物してるのを見たこともありますし、つい先ほども樫野さんが構内でアイスを食べてましたよ」
かしゆかとのっち(大本彩乃)は同じ大学に通っており、別の学生は「有香さんはヒラヒラ系の洋服で、スカートにヒールが多い。彩乃ちゃんは黒系の洋服が多い。2人ともオシャレだね。大学の友達と話すとき? 標準語だったと思う」と、キャンパスライフを満喫していたと証言していた。
今や日本のみならず、海外でも熱狂的に支持されるスーパーユニットとなったPerfume。彼女たちが輝き始めた瞬間が、ここにある。