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春風亭昇太『笑点』出演オファーに躊躇したわけ

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.03.26 11:00 最終更新日:2018.03.26 11:00

春風亭昇太『笑点』出演オファーに躊躇したわけ

 

 落語家春風亭昇太が、3月20日放送の『トーキングフルーツ』(フジテレビ系)に出演し、『笑点』(日本テレビ系)の舞台裏について語っていた。

 

 昇太は桂歌丸から引き継ぐ形で、2016年5月に『笑点』の6代目司会者に就任した。

 

 番組で昇太は「解答してるときはよかったんですよ。自分が面白いこと言えばいいだけだから。正直、言った後は人の話とか聞いてなかった。でも司会となるとそうはいかなくて。番組を回すことの大変さを、最近つくづく痛感してますね」と話す。

 

 ここで司会の古舘伊知郎が『笑点』を「笑いの松花堂弁当」と例え、おかずだった昇太がメインである司会側になるのは大変だったのでは? と指摘する。

 

 「あんまり考えないようにしている。大喜利番組っていうのは少ないんですけど、構造とすると、結局はクイズ番組に似てる。横に並んで、(お題が)出て。ボケる人もいるし、すごいまともなことを言う人もいる。テレビ向きだと思う」

 

 ここで、昇太は笑点メンバーへのオファーがあったときのことを振り返る。

 

 「そもそも『笑点』に入るときが大変だったんです。落語家をやっていると応援してくれる人から必ず言われるのが『頑張ってね。いつか笑点出られるように』。だけど(出演には)躊躇しましたよ。やっぱりイメージつくでしょう? 『笑点』に出てるっていう」

 

 昇太によると、落語家は舞台で1人何役もこなさなければならず、テレビでキャラクターがついてしまうと本業の落語がやりづらくなるのだという。

 

 さらに「落語家って不思議で、テレビに出てると、『落語をやらない人たち』みたいにおかれてしまう。だから『笑点どうだ?』って言われたときに『ちょっと考えさせてください』と言って、1回電話切りましたもんね」と続けた。

 

 最後に古舘に「メンバーで誰が一番好き?」と聞かれると、「一番飲んでるのは(林家)たい平くんですね。彼とは昔からずっと一緒に(落語をやっている)」と応じる。

 

 反対に司会として一番対応が難しい相手については、「顔色が読めない人はいるんです。(林家)木久扇師匠はわからないんですよ。司会をしていて視線を感じて見ると、師匠が僕を見てるんです。なんで見てるのか全然わからない。だから『ほっとこう』と思いながら(番組を進めていく)」と明かしていた。

 

 笑点に出るようになってから知名度も格段に上がり、大活躍の昇太。業界の先輩たちを仕切るには、華麗なスルースキルも必要なのだ。

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