AKB48「豆腐プロレス」白間美瑠がまさかの裏切り

『オクトパス須田と道頓堀白間』

　ここは熱狂のるつぼと化した愛知県体育館であります。本日おこなわれていますのは、AKB48グループのメンバーが出演していたドラマ『豆腐プロレス』（テレビ朝日系）の興行 “WIP”（WORLD IDOL PROWRESTLING）の第2弾大会であります。

　アイドルたちがプロレスの大会を開くという、まさに前代未聞の光景が目の前で繰り広げられているのであります！

　さあ、リング上に目を移してまいりましょう。白熱のセミファイナルに続きまして、メインイベントのタッグマッチ「ハリウッドJURINA（松井珠理奈）、シャーク込山（込山榛香）VS.オクトパス須田（須田亜香里）、道頓堀白間（白間美瑠）」がおこなわれております。こちらは前大会からの因縁を引きずっている試合です。

　JURINAとタッグを組んでいた白間が試合後にまさかの裏切りを果たし、打倒JURINAの旗のもと、須田と手を組んだわけであります。まったく何をしでかすかわからないヒールタッグ。

　一方のJURINAはプロレスの姿勢において共鳴している込山と新たにコンビを結成し、遺恨を晴らそうとしているのですが、はたしてどうなるか……ここで運命のゴングが鳴った！

　インディアンデスロックからの鎌固めなど、得意の軟体殺法で込山を攻め立てる須田。不敵な笑みさえ浮かべております。込山は十八番のスリングブレイドを発射！　

　JURINAも一気に攻る……と思いきや、おーっと、ここで黒ずくめの選手が乱入してまいりました！　誰でしょうか、あーっと、ディーヴァおだえりだー！　JURINAと同じ「白金ジム」に所属している、おだえりの裏切りだー！

　これにより形勢は一気に逆転。須田のシャイニングウィザードでJURINAがまさかの3カウントを許してしまったー！

　この乱入劇に須田は、「どうせJURINAが勝つと思ってたんだろ！」と客に悪態をつく。JURINAは「こんな勝ち方で嬉しいのか！」と激昂します！

　しかし、「負けから始まる人生もあります……」とどうにか気を取り直したJURINAは、得意の「愛してまーす！」で締めたものの、今後の展開がまったく読めなくなってまいりました。

　では、興奮冷めやらぬ愛知県体育館からごきげんよう、さようなら！

（週刊FLASH　2018年3月20日号）