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アイドルだった「三田寛子」梨園の妻になる前の試練なった後の試練
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.04.09 16:00 最終更新日:2018.04.09 16:00
歌舞伎役者・中村芝翫の妻である三田寛子が、3月30日放送の『ダウンタウンなう』に出演し、梨園の妻になるまでの苦労を語った。
2人が知り合った場所は映画の撮影所。三田は中村を「ものすごく礼儀正しくて、爽やかだった」と振り返る。当時、アイドルとして第一線で活躍していた三田に対して、中村は「デートの集合場所は(銀座)和光の前」と指定。周囲に対しても、オープンに付き合ってくれたという。
交際は順調だったが、結婚となると話は別。夫婦になるまでには長い道のりがあったらしい。
「厳しかったです。お付き合いは3年半くらいしたんですけど、最初の2年半くらいは『勉強しなきゃ』と思って、歌舞伎座に月に10回20回も通ったりして。でもそれは表から入って。楽屋とか主人の家とかは結婚が決まったわけじゃないので、『ちょっと遠慮してください』って言われた」
他の役者が別の楽屋に呼んでくれたとしても、交際していた当の中村の部屋には一切出入りできなかったという。しかし障害があるぶん、三田は奮起したという。
「周りの方々に大人として認めてもらって、『結婚してもいいんじゃない』って雰囲気ができるまでは、絶対に頑張ろうと(思った)」
結婚に至る決め手はなんだったのか。
「『ニューヨーク恋物語』っていうドラマで、2カ月ニューヨークに行ったんです。生まれて初めてのキスシーンを高嶋政宏くんとして、ものすごく仕事が面白くなっちゃって。(電話は高いから)絵葉書のやりとりをして、『女優の道を突き進みたい』って書いたら、(向こうが)『結婚しよう』ってすぐに実家に連れていかれて」
ついに結婚できた三田だが、そこから梨園の妻としての試練が待っていた。
「想像を絶する難しい大変なことがあって。銀行振込み、コピー取りに、ご挨拶回りとスケジュール管理。当時は主人が免許を取らせてもらえなかったので、私がものすごい怖い運転で歌舞伎座に送り届けた。いままで、自分がマネージャーさんにしてもらってたことを、全部私が(夫に)やる。
すべて(義理の)お母様お姉様に伺いながら教えていただいて。(失敗して)言い訳したら『口ごたえだ』って言われたから、『はい! はい!』って(耐えた)」
番組で「ノイローゼにならなかったのか」と問われ、「愛の力かな〜」とのろけた三田。結婚生活27年目にしてこの発言ができるからこそ、梨園の妻が務まるのだろう。