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松本典子 20年ぶりのグラビア撮影で「また歌を聴かせられたら」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.04.29 20:00 最終更新日:2018.04.29 20:00

松本典子 20年ぶりのグラビア撮影で「また歌を聴かせられたら」

 

「こうして雑誌のグラビアを撮るのは、20年ぶりですね」

 

 約束の時間より15分早く、彼女は少し緊張した面持ちでスタジオに現われた。ほんわかとした口調、まわりのみんなが笑顔になる、優しい雰囲気。昔と変わらない松本典子(50)が、そこにいた。

 

「小さいころから、アイドルになりたいとひそかに思っていて、母親のパンプスを内緒で履いたり、口紅をつけたりしていました。1984年の『第3回ミス・セブンティーンコンテスト』もこっそり受けたのが、最終選考の写真が雑誌に載ってバレて、先生に呼び出されました(笑)。

 

 デビュー1年めは本当に忙しく、朝は九州にいて、お昼には東京へ戻り、羽田空港で事務所の方と荷物を交換し、北海道へ行ったことも。家に帰って、玄関からベッドにたどり着けず、途中で寝ていたこともあります」

 

 1987年から『志村けんのだいじょうぶだぁ』(フジテレビ系)に出演し、人気に。

 

「じつは、ニュースとスポーツ番組しか見せてもらえない家で育ったんです。ですから、お笑いの要素が全然ない私が出ていいのかな? と思いながらやっていましたね」

 

 1992年に当時ヤクルトの選手だった笘篠賢治氏(51)と結婚。3人の息子の母だ。長男は2017年、社会人になった。

 

「子供の集まりに行くと、よく『昔、ファンでした』『レコードを持ってました』とこそっと囁いて去っていく方がいるんです。堂々と言ってくれていいのに(笑)。

 

 主人は『仕事したら?』と言ってくれますが、家庭のことを第一に。でも、歌は好きなので、また聴かせられたらいいなと思っています」

 

 つかの間の再会。微笑みを残して、アイドルは帰っていった。

 

まつもとのりこ
1968年1月30日生まれ 1985年、『春色のエアメール』でデビューした1980年代のトップアイドルの一人。シングル曲を集めたCD『GOLDEN☆BEST/松本典子オールシングルコレクション』が発売中。仕事にはマイペースで取り組んでいる

 

写真・野澤亘伸
スタイリスト・八杉直美
ヘアメイク・新井祐美子

 

(週刊FLASH 2018年3月27日・4月3日合併号)

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