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カメラマンが語る「長澤まさみ」被写体としてバツグンな理由

エンタメ・アイドル 投稿日:2018.05.02 20:00FLASH編集部

カメラマンが語る「長澤まさみ」被写体としてバツグンな理由

 

 4月9日にスタートしたフジテレビ系「月9」で、天才的な信用詐欺師を演じる長澤まさみ(30)。変装が得意な役どころそのままに、多彩な表情を見せる女優の素顔を、ともに仕事をしたカメラマンが語る!

 

 1st写真集『そら』(2001年)を撮影した写真家・今村敏彦(58)氏が言う。 

 

「撮影を担当した写真集『そら』は、彼女が好きな長渕剛さんの曲名からイメージしてつけたと聞きました。撮影は千葉、北海道、サイパンでおこない、最初はお母さんが付き添いでいらっしゃっていました。

 

 ごく普通の女の子でしたが、“素材” としてはすごいものがありました。そのままの彼女を撮影すれば、最高の写真集になると直感したものの、僕がその “素材” を撮りきれるのかというプレッシャーを感じましたね。 

 

 そんな女の子は今までいませんでした。それ以降、映画の取材などで会うと、『あの写真集、お母さんがすごく恥ずかしがってたんですよ』なんて冗談を言う明るさもあって、そんな一面にも驚かされています(笑)」

 

 写真集『me』(2002年)を撮影したカメラマン・内順一氏(45)の証言。 

 

「彼女がオーディションに合格した小学校6年生のときから、中学3年生までを撮影して写真集にしました。人見知りをするタイプでしたから、やめたいと思ったことも多かったと思います。

 

 少し時間が空くと、マネージャーさんが車を走らせて、友達がいる地元の静岡まで帰っていました。素の彼女は男の子っぽく、ちょっとやんちゃでひょうきんなんですけどね。

 

 だから『きれいな女の子』のイメージ作りは、居心地がよくなかったと思います。

 

 被写体としてはバツグンでした。顔の小ささと手足の長さのバランスが絶妙でしたね。彼女が30歳になったのかと驚きましたけど、静岡に帰って、友達と会ったりしてのんびりする彼女の写真を撮りたいですね」

 

 写真集『少女伝説2000-2002』(2002年)を撮影した写真家・アライテツヤ(54)氏はこう話す。 

 

「撮影当時の長澤さんは、人形のような無防備さと、無垢さを持ち合わせた “無表情な妖精” という印象の少女でした。

 

 写真集の撮影では、休憩時間も20分しかないというハードな日帰りロケの合間に、『仕事のない日に、スタッフみんなで遊びに行きたい』としきりに言っていたのが印象的でした。

 

 後日、ディズニーシーに皆で出かけたのも、今となってはいい思い出です。

 

 映画の撮影でスキンヘッドにした時期も、グラビアの現場に何も臆することなく現われたり、すでに大物の度胸を持ち合わせていた印象があります。

 

 長澤さんも20代中ごろからは、全体を見渡す余裕が際立っているようです。どんな役柄も大胆に挑戦でき、女優としてまだまだ伸びしろのある逸材だと思います。

 

 個人的には、彼女にしかわからない、彼女の人生につながるものを撮影できたら幸せだと思います」

 

いまむらとしひこ 
1959年生まれ 愛知県出身 篠山紀信事務所を経て、1986年よりフリーランス。

代表作に写真集『天使のお通り』『LOVE TATTOO』など

 

うちじゅんいち  
1972年生まれ 大阪府出身 山岸伸写真事務所を経て1995年内順一写真事務所設立。

映画、舞台パンフレットも手がけるほか、アウトドア関連の仕事も多い

 

あらいてつや
1963年生まれ 静岡県出身 写真集『少女伝説 2000-2002 長澤まさみ』では、13歳から15歳までの長澤を撮影。

その後も何度も撮影を担当している

 

(週刊FLASH 2018年4月17日号)

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