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映画監督が語る「長澤まさみ」故郷に帰りたいと呟いていたことも

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.05.04 16:00 最終更新日:2018.05.04 16:00

映画監督が語る「長澤まさみ」故郷に帰りたいと呟いていたことも

 

 4月9日にスタートしたフジテレビ系「月9」で、天才的な信用詐欺師を演じる長澤まさみ(30)。変装が得意な役どころそのままに、多彩な表情を見せる女優素顔を監督や共演者が語る。

 

『世界の中心で、愛をさけぶ』でヒロインに起用した行定勲監督(49)はこう話す。 

 

「彼女がヒロインの廣瀬亜紀を演じたときは、まだ16歳で、主演の経験もほとんどなかったと思います。ただ、若いながらも女優として必要な資質や技術はすでに備えている、上手な女優という印象もありました。

 

 劇中では、白血病で弱っていく役だったので、現場の差入れを彼女が口にしないように監視するスタッフがいましたね。

 

 また、抗ガン剤で髪が抜け落ちてしまう場面があって、坊主頭になる必要がありました。カツラやCGという選択肢もあったかもしれませんが、彼女は自分から頭を剃ることを決意しました。

 

 この作品以来、清純派というイメージの強い彼女ですが、今では大人になり、色でたとえると清純派の白だけでなく黒も演じられるような、ある種の “グレーな存在” といえるような、振り幅の広い女優さんになられたという印象があります」

 

 初主演映画『ロボコン』(2003年)を監督した古厩智之氏(49)の長澤評はこうだ。 

 

「初めての主演作でした。撮影の合間に見せる笑顔が、まるで『しっぽを振る子犬』のような感じで魅力的だったので、『演技は考えなくていいから、自由に体を動かして』と指導したことを覚えています。

 

 最後はノリノリで、劇中歌の山口百恵『夢先案内人』も彼女が決めたんです(笑)。

 

 当時はデビュー4年め。出身地の静岡県磐田市に『帰りたいな』って呟いていたこともありました。その後、行定勲監督の『世界の中心で、愛をさけぶ』での堂々たる演技を見て、僕は “女優・長澤まさみ” が確立したことを確信しました。

 

 のんびり屋さんで、知ったかぶりをしないところに好感を持っています。今、彼女を撮影するなら、悪女とか “えげつない長澤まさみ” を撮ってみたいですね」

 

 最後に映画『タッチ』で共演した斉藤祥太(32)、斉藤慶太(32)はこう話す。

 

斉藤祥太(以下、祥太)「長澤まさみちゃんの第一印象はショートヘアがとにかくキュートでしたね」 

 

斉藤慶太(以下、慶太)「うん。背が高くてスタイルもよくて、初対面のときからファンみたいに『長澤まさみちゃんだ!』って思ったよね」

 

祥太「『タッチ』では野球のシーンも思い出に残っているけど、やっぱりキスシーンが印象深いですね。撮影前にしっかり歯磨きした記憶があります」 

 

慶太「僕はおでこへのキスシーンだったので、祥太と比べて当時はちょっと切ない気持ちでした(笑)」 

 

祥太「撮影中のまさみんちゃは、とにかくいつも笑っていたよね」 

 

慶太「まさみちんゃが笑顔で現場にいると、みんな張り切って、いつもの倍以上の力で、野球の練習も頑張っていたような気がする(笑)」

 

ゆきさだいさお
1968年生まれ 熊本県出身 『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)で長澤まさみをヒロインに起用。最新作に『リバーズ・エッジ』(2018年)がある

 

ふるまやともゆき  
1968年生まれ 長野県出身 1992年、『灼熱のドッジボール』でPFFグランプリ。4月、沖縄国際映画祭で宮川大輔主演『サクらんぼの恋』が公開

 

さいとうしょうた、けいた
1985年生まれの双子。長澤と映画『タッチ』(2005年)で共演。『スコット・ピルグリム VS.邪悪な元カレ軍団』(2010年)で世界デビュー

(週刊FLASH 2018年4月17日号)

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