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バイク川崎バイクが語った「お笑い賞レース盛り上げの極意」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.05.19 11:00 最終更新日:2018.05.19 12:44

バイク川崎バイクが語った「お笑い賞レース盛り上げの極意」

 

 2017年、ダウンタウン・松本人志が『ワイドナショー』で話題にしたように、お笑い賞レースの盛り上がりは、前説の影響が大きい。

 

「品川庄司の品川さんに、ここ3年くらい『キングオブコント』『M-1』の決勝の前説をしていることを話したら、『めちゃくちゃおもしろいことをするわけでもないけど、つまらなくないし、盛り上げてくれるからちょうどいい。賞レースの前説向けだよね』と言われたことが嬉しかったです(笑)」

 

 ハイテンションなキャラで人気のBKBこと、バイク川崎バイクは知る人ぞ知る賞レースの前説職人の一人である。

 

「『キングオブコント』の前説に携わったのは6、7年前から。最初は予選のMCでした。予選といってもシビアで、前説がしんどかった人は、翌年からさっぱり呼ばれなくなる。毎年呼ばれているということは、僕は盛り上がる前説ができているのかなと思っています」

 

 彼にとって前説の盛り上げ方は、営業のスタイルに近いのだという。

 

「大切なことは、笑かすということよりも会場の一体感を作っていくこと。少しでもネタ振りが荒いと、途端にお客さんはついてこられなくなってしまいます」

 

 BKBの強みは唯一無二のネタにある。

 

「賞レースの前説で気をつけないといけないのは、出演者のネタとかぶること。しっかりしたショートコントをやると、万が一がある。前説としては厳しいですよね。くまださんや僕は、絶対かぶらないですから(笑)。

 

 芸風でいうと、劇場のトップバッターをまかされる人は前説向き。一番手はとにかく会場を温めて、笑いやすい雰囲気を作ることを求められます。ちなみに、くまださんも昔はトップが多かったと聞いています」

 

 最後に、即興BKBで極意を明かした。

 

「B:爆笑させるのはいいが、K:客が疲れるほど笑かさないようにする、B:べし!!『M-1』に出た同期芸人の和牛・水田にも言われたんですけど、笑かしすぎると、出演者がネタをするまえに満足しちゃうんですよ。くれぐれも、さじ加減は間違えないように。ヒィーア!」

 

ばいくかわさきばいく
38歳 1979年12月17日生まれ 兵庫県出身 ハイテンションな芸風とBKB大喜利で人気。最新情報は公式ツイッター(@BKBbunbun)にて

 

(FLASH DIAMOND 2018年4月15日増刊号)

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