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舘ひろし ダンディズムの原点は父の教え「男子たるもの紳士たれ」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.06.08 20:00 最終更新日:2018.06.08 20:00
俳優の舘ひろしが、6月3日放送の『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)に出演した。
番組では舘が生まれ育った環境について紹介。父親は名古屋の開業医で裕福に育ったという。赤ん坊のころについて「なかなか大した乳母車があったんですよ。漆かなんかで塗って、貝の象嵌(ぞうがん)でアゲハ蝶(の家紋)が入っていた」と説明する。
さらに、舘の実家の建物は築200年以上の武家屋敷だったという。
「うちの何代か前の婆さんが徳川家に奉公していて、退職金代わりに、徳川邸にあった離れをいただいて移築した。お侍さんのミィーティングルームみたいになっていて、お座敷と中の間と仏間があって、みんな取り払うと一つの大広間になる」
医者だった父は、いつも舘に「本を読め」と言い聞かせた。祖父からはジーパンを禁止され、家族が揃うと牛乳で出した紅茶を嗜んだり、小学生の頃からあつらえのコートを着るなど、徹底した英国式の教育方針だったという。
2014年に89歳で亡くなった父親について、舘は5月18日付けの「日本経済新聞」のインタビューでこのように語っている。
「口癖は『男子たるもの紳士たれ』で、おやじもそうありたいと思ったんじゃないですかね。紳士の定義は自己犠牲じゃないかと思うんですよ。僕もそうありたいと思っています」
さらに2016年9月23日付けの「朝日新聞」のインタビューを、こんな言葉で結んでいる。
「父親役を演じるとき、私は実際に父親になったことがないものですから、おやじのことをモデルにしていると思いますね。淡々として紳士でありたい。憧れていたわけじゃないんですが、結局おやじの姿を見ていたんだな。そんな気がします」
“ダンディ”の代名詞のような舘だが、原点は父の姿にあったようだ。