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阿部寛&前田敦子対談「人間関係にはさりげないひと言が重要」エンタメ・アイドル 投稿日:2018.06.09 20:00

阿部寛&前田敦子対談「人間関係にはさりげないひと言が重要」

 

 阿部寛主演映画『のみとり侍』は、表向きは家庭で飼われる猫の蚤を取る商売だが、実態は「床」で女性に愛を届ける裏稼業である「蚤取り」をモチーフにした時代劇だ。今作で共演した2人に「女心&男心の酌み取り方」を聞いた。

 

阿部寛(以下、阿部) 前田さんはAKB48のころから見ていました。踊りが上手だし、あれだけ多くの方がいてもパッと目がいく。華がありつつ、力が抜けていて、女優に転身してもちゃんとそのポジションの役柄で輝くことができると、共演して感じました。

 

前田敦子(以下、前田) うわー、嬉しいです。泣いちゃいそうです。

 

阿部 最初、俺が入る前に鶴橋監督が前田さんの撮影を3日間やっていて、すでに現場の雰囲気がもう温まっていた。きっと成功したんだろうなって。監督に聞いたら「あのコ、すごいな!」って言ってて。俺は「でしょ?」って言ったんです(笑)。

 

ーー阿部は俳優デビューして30年超、前田はAKB48を卒業して6年。

 

前田 デビュー31年! 私が生まれる前からですもんね。

 

阿部 まだ生まれてないのか(笑)。

 

前田 阿部さんの演技を見るとわ〜って思いますね。私、アイドルになる前はドラマっ子で、『結婚できない男』が大好きで。阿部さんの役は、阿部さんしかできないって、みんなが思えるのが本当にスゴイと思います。

 

阿部 俺だって自分が生まれる前の芸能人に会ったら想像つかない。きっと同じように思うんだろうな(笑)。『夕やけニャンニャン』のとき「メンズノンノ」のCMが流れて、この世界に出てきたから、時が過ぎるのは早いですね。

 

 相手の心を悦ばせる方法ですか……。この仕事、大勢のなかにいると、「さりげないひと言」をかけられるか、かけられないかで “人との関係” って全然違ってきますよね。意味のないひと言でもいい。今回、ご一緒した方々のように、お互い、思いやりをもって現場を円滑にしていけるのは大事だと思いました。

 

前田 当たり前にやっていることに対して「ありがとう」って言ってくれる男性はすごく素敵だなと思います。たとえば、家事とか洗濯とか、べつにその人のためにやっているわけではなくて、一人でもやっていることでも、「ありがとう」って言われるだけで嬉しいですよね。

 

阿部 確かにそうだなと思います。自分がさりげなくやれることが大切。

 

ーーいまや好感度俳優となった阿部だが、新人時代は、苦悩の連続だったという。

 

阿部 若いときって、今まで積み重ねてきたことが通用しないことがあるでしょう? 俺の場合、当時はモデルから役者という筋道があまりなかったんです。

 

 一応やるはやるんだけど、モデルっぽい少しカッコつけてるような役が多かった。芝居ではなく、格好とかそういうものを要求されているって思ったときに、これで行き止まっちゃうと思ったんです。

 

前田 そうだったんですか……。

 

阿部 それでも来た仕事はおもしろい仕事になるだろうと思ってやっていました。「俳優っていいな」って。仕事は来ないけど、きっと成功するだろうと。でもなかなか甘くはなかった(苦笑)。失敗も山ほどしました。結果的に、いちばんよかった。失敗することが近道でした。

 

 いろんな人生経験があって、そういうことを積み重ねていかなければ、演技には深みが出ない。そういう “普通の経験” のほうが、俺らの職業は身を助けることになる。役者業に慣れて転換できるまでは5、6年かかりましたね。

 

前田 カッコいい! 私もAKB48をやめたとき、どうやって普通に生活するのか、よくわからなくて。「普通の女のコってどうやってやるんだろう」と考えてる時点で普通じゃないじゃないですか(笑)。

 

阿部 そういう経験って稀だよね。

 

前田 毎日仕事していた環境が同級生のコたちと違うっていうことに気づいたとき、何が「普通」なのかって、そこからでした。阿部さんのおっしゃるように、“普通の経験” を積み重ねてこその女優業だと思うので、居場所の違いを強く感じました。

 

 好きな人が出来て告白とか、制服を着てデートしたこともないですし。そんな作品を演じる際はどうしようと常に思っていました。

 

阿部 がむしゃらにやってきたからね。それがある日、やめたからといって女優の仕事がバンバン来るわけではないしね。

 

前田 俳優さんのほうが普通と変わらずに生活している方が多いと思うんですよ。普通に溶け込んで生きてますよね。私がアイドル時代に気づいてなかったことがいっぱいありました。「今、やり直せたら……」と思うこともあります。

 

 でも、もう反抗期のような時期も終わって、だいぶ大人になれた感じがします(笑)。今回の阿部さん、鶴橋監督をはじめ、魅力的な男性の「後ろ姿」を見られるのは幸せです。今は素敵な後ろ姿を見て追いかけたい気持ちが強いので、まだまだ甘えさせていただきたいと思っています。

 

阿部 前田さんはアイドル時代、トップだったのに、女優を始めてから気負いなく自然にスッと入ってる感じがしたんです。過去を背負ってるんじゃなくて、フラットな状態から、いい意味で邪魔にならずに溶け込んでいってる。でも、ちゃんと存在を出している。これからも女優さんの階段をどんどん上っていくんだろうな。そんな姿が想像できます。

 

前田 ありがとうございます。阿部さんは演技だけでなく、ナレーションも大好きです! 声にすごく感情がこもっているので。今回のも本当に素晴らしいです。声のいい男性には憧れてしまいます。声って大事ですよね。

 

阿部 (照れ笑い)前田さんのシーンはぜひ見てほしい。笑えて元気になれるから!

 

あべひろし
53歳 1964年6月22日生まれ 神奈川県出身 1983年「集英社第3回ノンノボーイフレンド大賞」で優勝し、「メンズノンノ」のモデルとして活躍。1987年に映画『はいからさんが通る』で俳優デビュー。第36回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など数々の賞を受賞。そのほか詳細は、オフィシャルHP(abehiroshi.la.coocan.jp)にて

 

まえだあつこ
26歳 1991年7月10日生まれ 千葉県出身 2005年「AKB48オープニングメンバーオーディション」に合格し、AKB48の中心メンバーとして活躍。2007年映画『あしたの私のつくり方』で女優デビューし、数々の賞を受賞。2012年AKB48を卒業し、女優として活躍。そのほか最新情報は、オフィシャルHP(atsuko-maeda.com)にて

 

(週刊FLASH 2018年5月29日号)

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