エンタメ・アイドル
コロッケが語った「モノマネの元祖」堺すすむとピーター
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.06.15 20:00 最終更新日:2018.06.15 20:00
モノマネ芸人のコロッケが、6月12日放送の『チマタの噺』(テレビ東京系)に出演した。
自らモノマネレストランを経営するコロッケは、番組で「モノマネという1つのジャンルが盛り上がっていくのが一番の僕の理想」と発言する。
自身の店「コロッケ ミミックトーキョー」については、「モノマネって育成する場所がないので。そこでエンターテイメントと、モノマネを融合させたものを作りたかった」と始めたきっかけを明かす。
コロッケが店を経営するようになったのは、業界ならではの事情が関係するという。
「モノマネ芸人って寄席とか叩き上げでくるっていう段階が、いまの僕らの世代からないんです。やはり、水商売のショーパブから(モノマネに)来ているのが多いので。
(芸の)土壌があってそこから何かネタを作っていく。僕もそういうやり方できてますし。じゃあ、その子たちができる場所がないかなと。そこでエンターテイメントと融合したら、どんなふうに化学反応を起こすのかなと(考えた)」
ここで司会の笑福亭鶴瓶が「モノマネで一番古いのは誰なのか?」と質問すると。
「堺すすむさん。(彼が)『こんばんは森進一です』を作った。だから原点は堺さんなんです。美空ひばりさんの『どうも』っていうモノマネも堺さん。(彼は)ひばりさんに唯一嫌がられていた」
堺は「な〜んでか?」のフラメンコ漫談でお馴染みの、寄席で活躍するベテラン漫談芸人だ。
また、コロッケはロボット五木など形態模写が秀逸だが、こちらも原型があるという。
「いまでいうエアモノマネの原型はピーターさん。ちあきなおみさんとか朝丘雪路さんの歌を形態模写でやったりしていた」
芸事において、師匠を真似し、他流を学び、そこから離れ自らの芸を極める「守破離」の教えは基本だ。過剰にデフォルメしたモノマネを得意とし、業界の異端児と思われがちなコロッケだが、芸の基本をきちんと守っていたようだ。