タレントの坂上忍が、6月16日放送の『人生最高レストラン』(TBS系)に出演した。
番組で坂上は、子供のころに父親によく連れていかれたという西荻窪の割烹店を紹介。
「親父は典型的な九州人だったので、母親が晩飯を作ったのにも関わらず連れていかれるんですよ。焼き鳥屋とか寿司屋、一番印象に残っているのがこの『笹よし』さん」
この割烹店は俳優・松田優作も通っていたという老舗で、フグやおこぜなど四季折々の料理が味わえるという。
ここで共演者から「お父さんとカウンターに2人で、どういう会話をするんですか?」と質問されると、「まずは魚の食べ方。綺麗に食べる。あとは『魚は捨てるところがないんだ』と。大人の嗜みみたいなものをこのお店で教わった」と応じる。
坂上がお気に入りのおこぜの刺身や唐揚げなどは、決して値段が安いものではなかったが、子供に贅沢をさせることに関し、父親は常々「ピンキリを知らないとダメ」と言っていたという。
そんな父親の人物像について、坂上はこう振り返る。
「物書きだったんですけど、(私に)小学校低学年のころから『国語を勉強をする代わりに小説を読みなさい』『数学を勉強する代わりに麻雀を覚えなさい』と。変わり者です」
この甲斐あってか(?)、小学3年生にして父親の麻雀の代打ちを務めていたという坂上。「数学のテストは全然でしたけど、いまだにオッズ計算はめっちゃ早い。数字をバババっとはじき出せる」と明かす。
番組では「毎年、年末は100%競艇に行っている」と発言していた坂上。ギャンブルの師匠は、彼に “大人の嗜み” を教えてくれた父親だったようだ。