「馬鹿よ貴方は」サンミュージック移籍で「女芸人たくさんいる」と喜ぶ

　お笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」が、6月16日、東京・北沢タウンホールにて開催された『さらば青春の光寄席』ライブで、オフィス北野を退所し、サンミュージックに移籍したことを語った。

　シュール系漫才を展開する「馬鹿よ貴方は」は、『M-1グランプリ2015』（テレビ朝日系）で決勝に進出するなど、その実力は折り紙付き。オフィス北野には約3年半所属したが、6月11日に移籍を発表。

　髭にメガネという風貌の平井 “ファラオ” 光は、サンミュージックを選んだ理由を「オフィス北野とは真逆のところに行きたかったから。旅行でタイに行って、次にミャンマー行こうとはならないじゃないですか？　移籍するなら、対極にあるナベプロかサンミュージックのどちらかでした」と独特な言い回しで表現。

　ツッコミの新道竜巳も「相方の決定に従った。サンミュージックって聞いて『やった！　女芸人がたくさんいる！』とは思いましたが（笑）」と観客の笑いを誘った。

　たけし軍団による内紛騒動について聞かれたファラオは、「全容をまったく知らない」と答えた。

「本当に何も聞いてなくてわからないんです。テレビで入ってくる情報ぐらい。FRIDAY襲撃事件のような感じかなと思った（笑）。真相を聞かれても（観客を指して）皆さんと同じくらいの知識しかありません」

　サンミュージックには髭男爵、ダンディ坂野、小島よしお、スギちゃん、鳥居みゆきなど個性派芸人が数多く所属しており、「芸人再生工場」とも呼ばれている。

　近年、今一歩のところで賞レースの優勝を逃している「馬鹿よ貴方は」だが、枠にはまらないマイペースコンビだけに、サンミュージックでの飛躍が期待される。