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テレビマンが番組で使いたい女芸人1位は「ゆりやんレトリィバァ」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.07.01 16:00 最終更新日:2018.07.01 16:00
テレビ局員、制作会社社員など、第一線で働くテレビ関係者78人に、「おもしろいから番組で使いたい女性芸人」を聞いて、本誌が独自にランキング。実力があってスタッフ受けもいい、お笑いクイーンたちが勢揃い。
ぶっちぎりの1位は、ゆりやんレトリィバァだった。
「手垢がついてない感じがいい」(日テレ50代♂)と、若手ならではの評価に加え、「とにかく性格がいい」(テレ朝40代♀)、「ADにもきちんと挨拶してくれるし、カメラがまわっていないときもサービス精神旺盛」(TBS20代♂)と、現場受けがいい。
もちろん実力も折紙付きで、2017年は女芸人ナンバーワンを決める『THE W』と『NHK上方漫才コンテスト』で優勝、2018年3月の『R-1ぐらんぷり』では準優勝。
2013年デビューと芸歴は浅いものの、瞬く間に全国区の人気を得てしまった。得意のダンスや英語、ピアノを取り入れた芸は、まだまだ幅を広げられそうだ。
2位は渡辺直美。「芸人というよりエンターティナーとしての能力が高すぎ」(フジ20代♂)と、芸に対する評価が高い。2017年は連ドラに主演するなど、活動の幅を広げている。「メイクやファッションがいつも楽しみ」(テレ朝30代♀)と、女性支持率も高い。
僅差の3位に友近。「ライブも自らプロデュースするし、笑いに対して常に前向き」(代理店50代♂)、「コントに命を懸けている姿に感銘を受けました」(TBS30代♂)と、妥協を許さない仕事ぶりに、共感の声が多数。
4位には結成10周年の2017年に、東京進出を果たしてブレイクした尼神インター。「コンビとしてのバランスがいい。ブスネタ、恋愛ネタなどバラエティに必要な要素が揃っている」(キー局30代♂)と、2人とも“使える”のが強み。
5位には森三中。「体の張り方で女芸人という概念を変えた」(フリー30代♂)が、大島個人評も高い。「圧倒的爆発力。どんな番組でも確実に爪痕を残す」(フジ30代♂)。
そして6位には、いかちゃんがランクイン! っていうか、誰? 「正直、ネタはよくわからないが、癒やし系なので朝の番組にどうか」(フジ20代♂)というように、独特の存在感を評価する意見がほとんど。
7位の大久保佳代子には「下ネタから独身女のつぶやきまで、いつ見ても安定のおもしろさ」(フジ30代♀)、8位のイモトアヤコには「チャレンジ精神がすごい」(日テレ40代♂)、との評価が続く。
さて、お気づきだろうか。
「つねに新しい『じゃね〜よ!』が出てくる頭の回転のよさ」(フジ30代♀)という近藤春菜(9位)しかり、「ツッコミがけっこうシュール。怪力という面もおもしろい」(キー局30代♂)という安藤なつ(12位)しかり、見回せば、太めの女性が上位を席巻している。
女芸人戦国時代。世知辛い世相だからこそ、ほんわかした「ぽっちゃり」が求められている。
●1位 ゆりやんレトリィバァ(27)
「最強の飛び道具芸人」(フジ30代♀)
「ボケの瞬発力はずば抜けている」(キー局30代♂)
「東京のお笑い好きもゆりやん中毒になる日は近い」(毎日放送30代♂)
●2位 渡辺直美(30)
「いじりやすさ、明るさは女芸人のなかで断トツ」(日テレ30代♂)
●3位 友近(44)
「あれだけ練り上げられたネタはすごい」(テレ東30代♂)
●4位 尼神インター(誠子29・渚33)
「渚の放つひと言がじつはおもしろい」(テレ朝40代♀)
●5位 森三中(黒沢かずこ39・村上知子38・大島美幸38)
「3人の仲のよさが画面に出ている。リアクションもいい」(日テレ50代♂)
●6位 いかちゃん(22)
「今田耕司さんもイチ押し。存在が癒やしという新しいタイプ」(テレ朝40代♀)
●7位 大久保佳代子(47・オアシズ)
「どんなMCとも合わせられる能力は日本一」(フジ30代♂)
●8位 イモトアヤコ(32)
「笑いにあざとさや打算が見えないところがいい」(日テレ50代♂)
●9位 近藤春菜(35・ハリセンボン)
「短いセンテンスでのボケ&ツッコミが秀逸」(キー局30代♀)
●10位 平野ノラ(39)
「いつでもバブル期の情報収集に余念なし。貪欲さが◎」
●11位 いとうあさこ(47)
「なんでもNGなしで体を張るのはすごい」(フジ30代♂)
●12位 安藤なつ(37・メイプル超合金)
「汚れの役でも頑張ってやってくれる」(TBS20代♂)
●13位 ブルゾンちえみ(27)
「ネタを見ているといい女に見えてくる不思議」(キー局40代♂)
(週刊FLASH 2018年6月19日号)