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宇多田ヒカル「子供の頃は漫画家めざして『りぼん』に応募も」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.07.10 16:00 最終更新日:2018.07.13 10:40
歌手の宇多田ヒカルが6月30日放送の『SONGS』(NHK総合)で自らの生い立ちと曲への思いを語った。
オリコンシングルチャート10週連続1位の「圭子の夢は夜ひらく」で知られる歌手・藤圭子、音楽プロデューサー・宇多田照實の娘として生まれた宇多田。
「幼少期の環境って何が起こるかまったくわからない。世界が『こうだ』と思っても、0.5秒後にひっくり返されるのが普通だった」と告白する。
「急に学校から帰ったら『明日からニューヨークに引っ越すわよ』。また2、3年経って『明日、東京に帰るわよ』って。家の中が険悪と思ったら、『もう二度と会えないよ、お父さんと。離婚しちゃった』とかそんなのばっかりでした」
父と母は離婚と再婚を繰り返しており、そんな生活に宇多田は「安心したら絶対傷つくというか裏切られるから何も信じないようにしよう」と覚悟。
「すごく好きな人がいたらずっと好きでいたい。気持ちのいいことがあったらそれが続くといいな」という祈りや願いを『あなた』などの曲の歌詞に込めているという。
そんな有為転変の生活の中で宇多田は「本の世界にいたかったというか、そこで生きていた」と本や漫画に没頭していた。
「漫画家をめざして『りぼん』に応募していた。12、3歳までは小説家になりたくて、短編を書いたり」
そんな思いから代表曲『First Love』のドラマティックな歌詞が生まれ、「シーンというか台本っぽい」と明かしていた。
デビュー20周年の新譜『初恋』は『First Love』との関連を思わせるが、これは偶然の一致だという。自身の初恋は「初めて深く人間関係を持った相手」として、「完全に母親と父親が初恋の対象。恋というか愛」と語っていた。
日本と海外を股にかけた生活でさまざまな感情の揺らめきを体験した宇多田。だが、そこで感じた愛や葛藤が歌詞や音楽として表現され、多くの人に共感されているようだ。