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地元で愛されすぎる「サザン」茅ヶ崎には神社まであった
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.08.11 20:00 最終更新日:2018.08.11 20:00
デビュー当時、“コミックバンド”と揶揄されたサザンが、世間や業界のタブーを破り続けて30周年! サザンに愛されすぎている地元・茅ヶ崎をめぐった。
茅ヶ崎には、サザン神社があるという。
「サザン結成30周年のときに、商店街も一緒に盛り上がるものをと思って設立しました」(茶商 小林園の店主・小林健二さん)
今でも多くのファンが訪れ、寄せ書きにメッセージを残していくファンの聖地だ。
その小林さんが2000年の茅ヶ崎ライブの記念に、と作ったのが小林園の銘茶「茶山(さざん)」。
「桑田くんに送ったら、原さんから直筆のお礼状が届きました」(小林さん)
小林さんと桑田は、小林さんの弟が同級生で同じ野球部という間柄。
「彼がガンになったときに激励の手紙を出したら、『お兄さんもガンだと聞きましたが、大丈夫ですか』ってメールが来てね。照れ屋で優しい、いい人なんですよ」
桑田と妻・原由子が結婚指輪を買いに来たのが「時宝堂」だ。
「店に入ってくるなり15号と9号の指輪をくださいって(笑)。同じサイズの指輪のネックレスは、桑田夫妻の効果で100本も売れました」(店主の麻生正隆さん)
麻生さんのお兄さんは、桑田の英語の家庭教師をしていた。
「桑田さんの歌を聴いた兄が、『あんな英語は教えてない』と笑っていました」
三十数年前、茅ヶ崎で毎夏開催される祭りに初めて参加する長男のために、桑田夫妻が法被(はっぴ)を購入したのがライオン堂。
「茅ヶ崎まで来てくれるファンのために40周年のTシャツを作りました」(店長の三橋節子さん)
エトアール洋菓子店の創業はサザン結成と同じ1978年。愛するサザンの曲名をモチーフに店主・古屋宣仁さんが作る洋菓子は、約50種類。一番人気の「サザンサブレ」は1日300枚売れるという。
サザンカンフォートは、店内にサザンの曲が流れ、目の前には烏帽子岩という、ファンにはたまらないロケーション。店長・浅見圭さんもサザンの大ファンで「勝手にシンドバッド」などの曲名がついたカクテルが人気。
桑田の姉・えり子さん(故人)と知り合いで、デビュー前から桑田と面識があった宇井博美さんがこう話す。
「2000年の茅ヶ崎ライブの準備で再会して。毎年サザンビーチでおこなわれる『湘南祭』でパドルレースを開催していたので、名前を貸してくれないかと相談すると、二つ返事で了承してくれた」
「桑田佳祐杯パドルレースコンテスト」は、桑田佳祐の冠がつく唯一の大会だ。
(週刊FLASH 2018年7月24・31日合併号)