お笑い芸人のカラテカ・矢部太郎が、8月4日放送の『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)に出演した。
矢部はデビュー作となる漫画『大家さんと僕』が55万部を超える大ヒット。第22回手塚治文化賞短編賞も受賞し、大きな話題となっている。本人のツイッターには、サイン会の様子などが頻繁に書き込まれている。
それだけ売れれば気になってくるのが矢部に入ってくる印税額だ。番組では、本の定価が1080円で10%の著者印税とすれば、約5000万円が入ると予想する。しかし、矢部は吉本興行所属のお笑い芸人。印税の取り分に関して事前のやりとりがあったという。本人がこう語る。
「ドーナツ屋さんでドーナツ食べながら『(印税の)割合はこういう感じでいこうと思うんだけど』と。話し合ったというか(事務所に)『これでいくんだけど』って言われて。『あ、はい』と」
ほとんど事後報告のような形だったらしく、その割合について共演者から問いつめられた矢部は「だいたい半々ぐらいで」と告白。
それを聞いた麒麟・川島明は「取り分の10%の半分」と補足説明。5000万円の半分は事務所に持って行かれるのではと指摘する。
半分とはいえ、2500万円もの大金を手にする矢部。芸人たちが金目当てに寄ってくる可能性を心配されると、「貸さないです。大家さんに『お金を貸したらだめよ』って言われているので」と明かしていた。
ちなみに、川島の相方は『ホームレス中学生』が大ヒットした田村裕。川島は、巨額の印税収入を得た相方を「芸人人生が狂った」と振り返っていたが、はたして矢部は今後どうなっていくのか。