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ファッションデザイナー桂由美「派手なターバン」の手本は黒柳徹子

エンタメ・アイドル 投稿日:2018.08.18 16:00FLASH編集部

ファッションデザイナー桂由美「派手なターバン」の手本は黒柳徹子

『写真:つのだよしお/アフロ』

 

 ファッションデザイナーの桂由美が、8月8日放送の『梅沢富美男のズバッと聞きます!』(フジテレビ系)に出演した。

 

 番組では、桂が年に2回参加するパリコレに密着。現地で「心配ですよ。もし失敗したらどうしよう、そっちの方が大きい。安心して『今回は成功するぞ!』と思ったことなんて1回もない」と発言する。

 

 

 さらに「やっぱりデザイナーとしての最高の舞台は、いまのところパリコレなんです。いくら日本でみなさんが(ウェディングドレスの)日本一だと言ってくれても、やはりパリでは自分の作品がどのへんにいるかなと(考える)」と続けた。

 

 桂がパリコレに初挑戦したのは2003年。5000万円もの費用を投じたが、評価はされなかった。それにもめげず桂は毎年出品を続け、13年後に京友禅と日本画琳派を取り入れたドレス「YUMI YUZEN」で世界の注目を浴びた。

 

 桂はスタジオで「『伝統と革新』って言ってるんですけど、古いものをそのまま見せるなら誰でもできる。それをいかに新しくするかが、我々の仕事」と説明する。

 

 服飾専門学校の教師だった母を持つ桂は、大学卒業後にパリへ留学。「街角で見たお嫁さんが素晴らしく幸せそうで、『綺麗だな』『羨ましいな』という気持ちがあった」と、ウェディングデザイナーを目指したきっかけを語る。

 

 1960年代当時、日本では体型が合わずウェディングドレスは一般的ではなかった。「外国のモデルさんが着ている写真で選ぶ。すると170センチ以上のモデルが着てますから、似ても似つかないものが出来上がる。悲劇というか喜劇というか」と、国産ドレス制作に取り組み始めた状況を振り返った。

 

 ちなみに、桂といえば、頭に巻いた派手なターバンがトレードマーク。このスタイルは30年間も続けており、現在は130個ほど所有している。そこまでこだわる理由は、亡くなってしまった夫からの遺言だからだという。

 

「うちの主人が黒柳徹子さんをすごく尊敬していた。『玉ねぎヘアーを見たら黒柳さんだってわかる。お前なんて黒柳さんよりも全然有名じゃないんだから、これ(ターバン)で覚えてもらうしかないだろう』って」

 

 パリコレもターバンも、続けることによってはじめて成し遂げられるものがあるのだ。

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