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神谷明が語る『キン肉マン』『シティーハンター』オーディション舞台裏
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.08.26 16:00 最終更新日:2018.08.26 16:00
声優の神谷明が、8月16日放送の『キミモテロッジ〜家づくりで声優オーディション!?〜』(日本テレビ系)に出演した。
番組で、声優の卵からオーディションでの変わった体験を尋ねられた神谷は、「通常はキャラクターを見てセリフをいただいてオーディションをやる。キン肉マンのときは、キャラクターを見せてもらうのを忘れちゃって。セリフだけ見てイメージでやったら受かっちゃった。あれはなかなかない(経験)」と回答した。
神谷にとってこのキン肉スグル役は新たな挑戦だったらしく、2015年9月19日付けの「NHKテキストView」のインタビューでこう明かしている。
「それまで僕の出たアニメを観てくれた人は、初めて『キン肉マン』を観たときに度肝を抜かれたと思いますが、(中略)僕には夢がありまして。まずは、三枚目をやりたかったんですよ。それは『キン肉マン』で実現できた」
神谷といえば『シティーハンター』の冴羽リョウ役の声優としても有名だ。役が決まった経緯について、2010年に放送された『創ったヒト』(CSアニマックス)でこう振り返る。
「オーディションがありまして、この役にめぐりあったときにまず『やりたい。もしかしたらこの役ができる人は俺のほかにいないんじゃないか』と。こんな大それた気持ちになったのは、後にも先にも一度もない」
ところが、本人の確信をよそに、オーディション終了後は一向に連絡がなかったそう。
「(他の仕事のついでに)集英社のジャンプ編集部に顔を出そうと行ったんです。そしたら編集長が『神谷さんシティーハンターなんだけどやりたい?』と(聞かれ)『そりゃあやりたいですよ!』(と返した)。しばらくして『決まったよ』と連絡をいただいた」
しばらくして神谷は、関係者から「あのとき編集部に顔を出さなかったら神谷さんじゃなかったかも」と言われたという。
じつはオーディションの時点でプロデューサーと作画監督は神谷を推していたのだが、ジャンプ編集部が「神谷さんは(ジャンプ作品を)いっぱいやったからもういいんじゃない?」と難色を示していたらしい。
神谷本人の情熱がなければ、世間でお馴染みの冴羽リョウは生まれていなかったかもしれない。