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立川談春が語る「稲葉浩志」第一印象は「思慮深い」だった

エンタメ・アイドル 投稿日:2018.09.10 06:00FLASH編集部

立川談春が語る「稲葉浩志」第一印象は「思慮深い」だった

 

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 ジャンルを超えた「超一流」仲間である立川談春が、稲葉浩志について語る。

 

「落語好きの稲葉さんが、拙著『赤めだか』(扶桑社)を読んで興味を持ってくださり、オファーをいただいて、稲葉さんの公式サイトの企画で対談をさせていただきました。

 

 第一印象は『思慮深い』方。私がお話を振るような形になったんですが、ご自身の立場や音楽の話題に逃げず、相手に合わせる姿勢でいらっしゃる。

 

 それがご縁で私の落語会に稲葉さんをお招きしたのですが、お連れの方もなく一人でふらっと、京都の祇園まで日帰りで観に来てくださったんです。思い切って『お食事でも』とお誘いしたら、『喜んで』と。

 

 それから何度かご一緒しているんですが、不思議とお店ではまわりに気づかれない。あれだけ人気があるのに“自然にそこに居る”感じで、高名な方にありがちな押しつけがましい存在感がないんです。

 

 互いの芸に踏み込んだ話はせず、他愛もない話題ばかりですが、彼はよく笑います。それを地方のプロモーターさんに話すと、とても驚かれる。『近づけないほどストイックな方で、そんな姿見たことない』って。私とは本業で通じていないから、楽に素でいられるのかもしれませんね。

 

 一方で私のほうも、稲葉さんのソロライブにご招待いただいて観に伺いました。ひと言、格好いい。正直申し上げて、私はB’zや稲葉さんの音楽に詳しくありません。でも、超一流は知らない者に『参った』と言わせるんですよ。

 

 さらに、MCにも驚かされました。あれだけ偉大なアーティストでありながら、数万人の観客の前で、作らず、飾らず、怯えず、ふだんのままの口調でお話しになる。

 

 ライブ終演後にご挨拶に伺うと、スタッフの方に両側から支えられていて、『あしたのジョー』の力石徹を彷彿とさせました。出しきられたのがよくわかって。経験にまったく甘えていないんです。

 

『一曲も知りませんでした。でもね、格好よかったです。MCも』とお伝えすると、『あまりしゃべるなって、怒られるんです』って。返し方に、表現者の威圧感がない。

 

 これは、稲葉さんの『怖さ』ですよ。凄い才能で、厳しい自己管理をして、超一流のパフォーマンスを成立させてなお、自然体でいられるんですから。そして私は、そんな彼のことを、すごく素敵だと思っています」

 

たてかわだんしゅん
1966年6月27日生まれ 52歳。東京都出身落語家。17歳から立川談志に師事し、1997年、真打昇進。近年はドラマ『下町ロケット』(TBS系)などで俳優としても活躍。LOUDNESS・二井原実と同じく「en-zine」の対談動画に出演

 

(週刊FLASH 2018年8月21・28日合併号)

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