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新庄剛志の「消えた20億円」横領されるも悩んだのはたった5日
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.09.14 11:00 最終更新日:2018.09.14 11:00
日本人として初めて野手でメジャーリーグに挑戦し、帰国後は日本ハムでチームを44年ぶりの優勝に導いた男・新庄剛志(46)。引退後の現在はバリに住んでいるのだが、昨年、テレビで20億円の横領被害をカミングアウトした。
新庄とは20年来の付き合いだという元芸人のインタビューマン山下が、事件の真相を直撃した!
新庄「おう!しげちゃん!(山下の本名は「山下しげのり」)」
ーーお願いします!
「もう固い、しげちゃん」
ーー仕事やから。
「俺のときはいいの。マジでマジで」
ーーお疲れのところすいません。
「もう、しげちゃん、普通にして。俺、スーパースターだけど普通にして(笑)」
ーーいや~、スーパースターやから緊張するわ(笑)! 今回出版する『わいたこら。』(学研)読ませてもらいました。面白かったです。
「あれは面白い本じゃない、悲しい本だよ(笑)」
ーー本には長年信用していた人に20億円使い込まれた話が書かれています。それでもポジティブに生きられる新庄さんが面白かったですけどね。
「しげちゃん、冷静に考えて、たとえばしげちゃんがアメリカに行ったとします。50億円稼いだ、税金払って20億円ある、芸能界引退した、バリに住もう。それで信頼して20億円を管理してもらっている人に『これからは自分で管理するので、お金を返して』って。それで、蓋開けてみたら2200万円しかなかったらどうする?」
ーー僕だったら、そら、めちゃめちゃへこみますよ。でも僕が持っている新庄さんのイメージだと「やってもうた~、だまされた~、しゃあない! また稼ぐか!」と、すぐに切り替えそうなイメージだったので。でもしばらく引きずったと書いてあったから、さすがの新庄さんも……。
「引きずるわ!(笑)」
ーー20億はさすがに引きずりますか(笑)。
「お金を使い込まれたことじゃなくて、気持ちの面で引きずったね。100万円でも20億円でも一緒なのよ。18歳から34歳まで信頼して一緒に過ごしてきた人に、ずっと騙されてきたのかと思うと、もう日本にいたくないと思った。でも、バリは物価も安いので、ここならまだ住めるだろうと」
ーーバリに行ってもしばらく引きずったと聞きましたが、何年ぐらい引きずったんですか?
「悩んで、悩んで……5日ぐらいかな」
ーーいや、短い(笑)!
「なぜかというと、バリに移って5日後に、騙された相手が破産宣告したの。お金が帰ってこないことが確定したので、それで吹っ切れた。『よし! やるしかない!』と。『さぁー、頑張ろう』と思って、最初に来た仕事が1億2000万円のCMだった」
ーーうわ! すぐお金が入ってくるじゃないですか(笑)。
「そうなのよ(笑)。でも、たったの1億2000万円」
ーーいや、たったって! バリで1億2000万円は楽しすぎるじゃないですか(笑)!
「でもそのCM撮影で、髪型を五厘刈りにしないといけなかったんだよ」
ーー髪の毛なんてすぐにのびるじゃないですか! バリだし、熱いし、短くてちょうどいい!
「まぁね(笑)」
20億円使い込まれて、悩んだのはたったの5日! これが根っからのポジティブシンキング・新庄剛志なのだ。
※新庄剛志の新刊『わいたこら。 - 人生を超ポジティブに生きる僕の方法』(学研)9月20日発売