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『キングオブコント』過去最高の優勝者は「バイきんぐ」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.09.21 11:00 最終更新日:2018.09.22 14:54
過去10年にわたって開催されてきた、コント日本一を争う『キングオブコント』(TBS系)。第2回から番組プロデューサーを務める坂本義幸氏を、元芸人のインタビューマン山下が直撃。過去の大会を振り返ってもらい、さらに11回目の注目点を聞いた。
ーー今回はネタ時間が変わったり、決勝進出者を生放送中に発表したりと、変更点が多いように思われますが?
「4分から5分になったんですけど、これは前から芸人さんから4分だと短いと言われてたんですよ。1分増えたら、前半のフリの部分もしっかりと作れるし、構成もやりやすいと……。
確かに、今回の準決勝をはじめて5分で見たら、全組面白かったんですよ。そのかわり決勝は、ネタの尺が伸びたぶん、最終ラウンドに進めるのが5組から3組になりました」
ーー決勝進出者を当日発表にした理由は?
「いやらしい意味で言えば宣伝になるかなと(笑)。世間の反応を見ていたら、これが、わりと盛り上がっていて。『なんで発表しないんだ!』って。いい意味でも、悪い意味でも、ざわざわして。
それと、審査員が松本人志さん、さまぁ~ずさん、バナナマンさんなんですが、早めに決勝進出者を発表しちゃうと、本番までにその子たちのネタを偶然見ちゃったりして、審査しづらいと言うのも聞いてたんです。
じゃあ当日発表して、ピュアな状態で見ていただこうかな、というのもありました」
ーー過去10組のチャンピオンが誕生しましたが、印象に残っているのは?
「やっぱりバイきんぐですかね。小峠英二は決勝本番の前日の深夜から害虫駆除のバイトをやって、ボロいアパートに朝帰って、ちょっと仮眠して本番を迎えたんですよ。それで芸歴16年目にして優勝して、仕事が殺到したっていう……。
今や超売れっ子ですから、感慨深いですね。松本人志さんが『タイミングさえ合えば、おもろいやつはいつか絶対売れる』っておっしゃってました。まさにバイきんぐがそうでしたね」
ーー昨年は2位のにゃんこスターがかなりフューチャーされてましたが。
「にゃんこスター、すごかったですね~。やっぱり面白かったですもん。準決勝のときも劇場が揺れてましたから。僕らも『なにこれ~、これはコントなのか?』みたいな(笑)。
2位の方がフューチャーされましたが、大会的にはよかったです。かまいたちは実力者で、面白くて優勝してるわけですから。
コロコロチキチキペッパーズも印象に残ってますね。その回が最高視聴率だったのもありますが、大阪の3回戦を見に行ったとき、初めてコロチキのネタを見て『こいつら面白い!』と思って、ダントツ1位の点数を付けました。準決勝でも大ウケしたし優勝して。3回戦からずっと見てたから、親心じゃないですけど、うれしかったです(笑)」
今年も芸人人生を変えるコンビが必ず誕生します! みんなで歴史の証人になろう!
この続きは「キングオブコント2018」で。9月22日(土)にTBS系で19時より生放送(一部地域を除く)。