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映画「007」シリーズ最新作の監督は日系キャリー・フクナガ氏

エンタメ・アイドル 投稿日:2018.09.24 06:00FLASH編集部

映画「007」シリーズ最新作の監督は日系キャリー・フクナガ氏

写真:AFP/アフロ

 

 スパイ映画の代表作品『007』は、次回作で25本目となる。2019年に撮影が開始され、2020年2月14日のバレンタインデーに世界同時公開される予定だ。ご存知、主役のジェームズ・ボンドは英国MI6で「殺しのライセンス」を持つスパイ。そのため、歴代の映画監督は英国人であった。今回、初めて日系アメリカ人であるキャリー・フクナガ氏がメガホンを握ることが決定。

 

 

 日本ではあまり知られていないが、フクナガ氏は1977年生まれの41歳。父親は第二次世界大戦中、日系人の強制収容所に収容されていた両親から生まれた日系三世。母親はスウェーデン系。幼い頃、両親が離婚。父はアルゼンチンの女性と、母はメキシコ系アメリカ人とそれぞれ再婚した。彼は母親に連れられ、子供時代をメキシコで過ごし、異文化に触れ、スペイン語をマスターした。

 

 その後、アメリカの大学で歴史を学び、さらにフランスのグルノーブル政治学院で国際政治を修めた。その間、人種対立や移民問題に関心を持つようになり、そうした問題を解決するきっかけ作りに映画が最適と判断。ニューヨーク大学で映画製作のノウハウを学ぶ。

 

「日本人映画監督の今村昌平や是枝裕和に大きな影響を受けた」と語る。自らのルーツにつながる日本への思いは強く、北海道で1年近く、英語やフランス語を教えながらプロスノーボーダーへの道を模索したこともあるという。本人曰く「借金が重なり、その返済のために映画の世界に飛び込んだ」。

 

 とはいえ、彼が取り上げるテーマはデビュー作の『闇の列車、光の旅』に見られるような、アメリカに渡ろうとする貧しいメキシコ人の苦悩や、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』で描かれた、内乱で翻弄されるアフリカ人の若者の生きざまなど、重たいものが多い。

 

 ただ、下調べを兼ねてアフリカに2年近く滞在するなど、かなりの執念を持っている。撮影手法は大胆で、テレビドラマ『二人の刑事』はエミー賞のドラマシリーズ部門で、最優秀監督賞に輝いた。

 

 そんな異色の経歴とカメラワークを武器に、新たなボンド映画を求める制作会社のお眼鏡にかなったというわけだ。なにしろ、「007」は第1作からすでに60年を経た、世界の映画史上に燦然と輝く超人気シリーズ。かつて、キューバ危機に直面したケネディ大統領が「ボンドのような人物が身近にいてほしい」と告白したり、レーガン大統領やクリントン大統領が「頼りがいのある男の代名詞だ」と絶賛している。単なる娯楽映画の域を超え、世界的に影響力を発揮してきた息の長いシリーズだ。

 

 今回も、主役を演じるのはお馴染みのダニエル・クレイグである。アクションが売りものだが、フクナガ監督はイケメン独身で知られ、気に入った女性には長文のラブレターや自作の絵を贈るといったロマンチックな心根の持ち主でもある。これまでの監督とは一線を画す作品が生まれるに違いない。『007』がどう生まれ変わるのか、2020年のバレンタインデーが待ち遠しい。(国際政治経済学者・浜田和幸)

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